日記がもたらす5つの効果とは?長く続けるコツもご紹介!

2021.05.17

その日にあったできごとを書く「日記」には、様々な効果があります。

この記事では、日記がもたらす5つの効果と、その効果を引き出すための日記の書き方、日記を続けるコツをご紹介します。

日記がもたらす5つの効果

■ストレスの軽減
嫌なことが起きたとき、すぐに気持ちの切り替えができればよいのですが、それができずに嫌な思いをため込んでしまうこともあるでしょう。

日記を書けば、ため込んだ思いを吐き出すことができ、ストレスの軽減につながります。人に話しにくいような内容も、日記なら知られることなくありのままの気持ちを書けるので気楽です。

■自分に自信が持てる
一日の中で達成したことやうまくいったことを書き記せば、自分に自信が持てるようになります。

「営業目標を達成した」「仕事中ミスをしなかった」といった仕事に関するものでもよいですし、「料理がうまく作れた」「苦手な片付けができた」など日常のささいなことでもかまいません。思いつかなければ「日記を今日も書けた」でもよいのです。

記録することで、「自分はこんなにできる人間なんだ」と思えるようになります。

■自分を客観的に分析できるようになる
自分の気持ちや行動を文章に書き出すと、今まで気がつかなかったことに気づくことがあります。

例えば、「上司に怒られて嫌だった」と日記に書いたとします。すると、「どうして嫌だったのだろう」「上司はなぜ怒ったのだろう」と「上司に怒られて嫌だ」と思うまでの過程を振り返ることになります。

そのうちに思考が整理されて、嫌な原因を突き止めることができます。原因が分かれば対処法を考えることもできるので、同じ過ちを繰り返しにくくなります。

■行動パターンを把握できる
日記をつけ、過去を振り返ることで、「最近は外食が続いているな」「数日テレワークが続いているな」といったように、自分の行動パターンを把握できます。

そうすると、「食生活に気を配ろう」「運動していないから散歩しに行こう」といったように、それまでの行動を改めるきっかけになり、未来をよりよいものに変えることができます。

また、調子がよいときの行動パターンを知って繰り返すことで、自分にとってベストな状態を維持できます。

■表現力の向上
日記を書いていると、「この感情はどう表現したらよいのだろう」と思うことがあります。

自分なりに整理して書き記していくうちに、次第に表現力がついていき、長く続けることでより豊かなものになっていきます。

端的に言いたいことを伝えられるようになれば、人と話すときにも役に立ちます。

効果を引き出す日記の書き方

■正直に書く
日記を書くときは、自分に起こったできごとや感じたことを、ありのままを書きましょう。自分をよく見せようとして事実でないことを書いても、上記に挙げた効果を得ることはできません。

■夢や目標を持って書く
自分の夢や目標を持てば、日記をより意義のあるものにすることができます。

「次年度は営業成績一位」「2年後までに100万円を貯めて日本一周」「年内までに恋人を作る」など何でもよいのです。自分が心から叶えたいものを書きましょう。

その夢や目標を叶える過程を日記に記せば、これから自分はどうするべきか自ずと分かるようになるでしょう。

日記を続けるコツ

■短くてもいいから書く
つらつらと書ける人はいいのですが、慣れなくて何を書けばいいか分からないという人は、「よかったこと」「嫌だったこと」「明日すること」というように、テンプレート化して簡潔に書くとよいでしょう。

■完璧主義を捨てる
「毎日書かなければ」という完璧主義的な発想でいると疲れてしまいますし、書けないくらいなら止めてしまおうという気持ちになりかねません。

一、二日くらい書かなくても大丈夫です。ゆったりした気持ちで書きましょう。

■自分の続けやすい媒体で書く
日記は、紙、アプリ、ブログなどの媒体がありますが、媒体にこだわりすぎて続けられなければ意味がありません。「これなら続けられそう」と思ったものを選んでみてください。

まとめ

日記は、長く続けることで効果を発揮しますが、「しなければならない」という義務感で書きつづけると、途中で苦痛になってしまいます。

そうならないためには、自分の続けやすい媒体で、短くてもよいので書いてみてください。少しくらい日があいてしまっても大丈夫です。

日記を始めたいと思ったときが始めどきです。気負わずに、ゆるく長くやってみませんか。

(画像は画像ACより)

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高野勤一
高野勤一