仕事がはかどらない!その原因と対処法とは?

2021.04.02

勤務時間中「やるべきことはたくさんあるのに、いっこうに仕事がはかどらない!」と感じることはありませんか。そのようなとき、締め切りに追われる焦燥感と、うまく采配できない自分への自己嫌悪感でいっぱいになってしまい、ストレスが溜まってしまうのではないでしょうか。

今回は、仕事がはかどらない原因とはかどらないときの対処法についてご紹介します。

仕事がはかどらない4つの理由

1.寝不足
仕事がはかどらない原因のひとつとして、寝不足があげられます。人は毎日7~8時間程度の睡眠をとらないと、集中力が低下してしまうからです。

アメリカで睡眠について研究するファン・ドンゲン氏は、2003年に「睡眠とパフォーマンスの関係」という実験を行いました。同実験では、6時間睡眠を2週間続けた人は、2日徹夜した人と同じくらいまで、パフォーマンスや成績が下がってしまうことが明らかになっています。

2.集中力が限界を迎えている
残業や持ち帰りの仕事がはかどらないときは、集中力が限界を迎えている可能性があります。人が集中力を保ったまま仕事ができるのは、起床後12~13時間後までといわれています。

それ以上時間が経つと、集中力は徐々に下がっていき、17時間経つ頃には、ビールの中瓶を数本飲み、ほろよい状態になったときと同等の程度まで集中力や作業効率が下がってしまうのです。

3.机の上が汚い
机の上が汚いのも、仕事がはかどらない原因のひとつです。机の上が散らかっていると、書類や物を探したりするのに時間がかかってイライラしてしまい、仕事に対するモチベーションが下がってしまいからです。

4.カフェインのとりすぎ
集中力アップや眠気覚ましに役立つと考えられているコーヒーや紅茶、エナジードリンクのとりすぎも、実は仕事がはかどらない原因のひとつです。カフェインはとりすぎると、めまいや下痢、吐き気、動悸、胃の痛みなどの健康被害を引き起こしてしまうからです。

1日のカフェイン摂取量は、400㎎(ブラックコーヒー4杯)程度が妥当だといわれています。そのためそれを超える場合は、ノンカフェインの飲み物に切り替えることが大切です。

仕事がはかどらないときの対処法

10分間昼寝する
昼間頭がぼんやりして仕事がはかどらない人は、10分間昼寝をしてから仕事にとりかかりましょう。

オーストラリアで睡眠について研究しているアンバーブルック氏らは、2006年に「夜間の睡眠時間を5時間に制限した後、何分間昼寝するのと集中力が回復するのか」という実験を行いました。

同実験で夜間5時間だけ睡眠をとった被験者に5分間、10分間、20分間、30分間の昼寝をさせた所、10分間の昼寝がもっとも集中力を高めてくれることが分かりました。

優先順位をつけて仕事をする
仕事をたくさん抱えているのに、仕事がはかどらない人は、仕事を細かいタスクに分け、優先順位をつけてから仕事をはじめてみましょう。そうすることで、何をすべきかが明確になり、頭がスッキリとした状態で仕事にとり組めるようになるからです。

まとめ

今回は、仕事がはかどらない原因と、はかどらないときの対処法についてご紹介しました。仕事がはかどらないのは、カフェインのとりすぎや睡眠不足、散らかったデスクに原因があるといわれています。

そのため仕事がはかどらないときは、10分間の昼寝をしたり、仕事の優先順位をつけて何をすべきかを明確にしたりするなどの対処法をとりましょう。

仕事に集中できるような状態を常に保てるようになれば、仕事がはかどらないときの焦りや自己嫌悪からも解放されるため、より自信をもって仕事ができるようになります。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一