○○分行動をするべき場面としてはいけない場面とは
2021.02.08
日本には「始業時間より前に出社して、終業後は残業して帰るのが当たり前」という考え方が未だに根強く残っています。そのような状況の中で「○○分前行動」というのを心がけている人も多いのではないでしょうか。
早めに集合すれば、相手を待たせたり遅刻したりするのを防げますが、場合によっては「○○分前行動」がマナー違反となってしまうこともあります。今回は、時間の約束を守るために大切な「○○分前行動」をするべき場面、してはいけない場面について解説します。
スマホアプリの作成やオウンドメディアの展開を行っている「ベースメントアップス株式会社」は、2019年10月に「仕事に関する意識調査」を実施しました。
この調査の中の「出社時間は始業何分前か」という問いに対して、回答は以下のような結果になりました。
始業時間ぴったりに出社…27%
始業時間15分前に出社…35%
始業時間30分前に出社…27%
始業時間1時間前に出社…11%
1.余裕をもって準備ができるから
余裕をもって次の行動の準備ができるという理由で、○○分前行動を心がけている人も多いです。身の回りを整えたり、ひと息ついたりする時間を作ることで、スムーズに次の行動に移れるからです。
2.トラブルに巻きこまれないようにするため
電車の遅延や車の渋滞などのトラブルは、いつどこで発生するか分かりません。そのため、万が一トラブルが起きても集合時間に遅れないように、早めの行動を心がけている人も多いのです。
3.失礼な人と思われたくないから日本には「最低でも5分前行動するのが当たり前。時間ぴったりに集合場所に着いたり出社したりするのは失礼。」という考えが未だに根強く残っています。そのため周りの人に、失礼な人と思われたくないがために、早めに行動する人もいます。
出社
始業時間の15分前には会社に着くようにしましょう。早めに出社することで、ゆっくりメールチェックをしたりデスク周辺を整理したりする時間ができるため、落ち着いて業務に取り組めるようになります。
上司やクライアントとの待ち合わせ
上司やクライアントなど目上の人と駅やカフェなどで待ち合わせする場合も、集合時間の15分前には集合場所に到着しておくようにしましょう。早く集合場所に到着することで、相手を待たせずに済むからです。
相手の姿が見えなくても、スマホを操作したり本を読んだりせず、姿勢を正して待つのがポイントです。そうすることで相手への誠意が伝わり、良い印象を与えられます。
営業等でクライアントの会社を訪問するときに、約束の時間より前に相手の会社にいくのはマナー違反です。相手がまだ他の仕事をしていたり迎える準備ができていなかったりする場合があるからです。
集合時間ぴったりに相手の会社にいくのがおすすめですが、早くても集合時間の5分前以降に受付に向かいましょう。
今回は○○分前行動をする理由や、した方がいい場面、してはいけない場面についてご紹介しました。○○分前行動を心がけると、時間に余裕がもてるほか、トラブルが起きても遅刻しなくて済むというメリットがあります。
○○分前行動をするべき場面として出社やクライアントと待ち合わせがあげられます。最低でも15分前に集合場所についておくことで、相手を待たせることなく、落ち着いて次の行動に移れるからです。
一方で、クライアントの会社を訪問するときなど、約束の時間より前に相手の会社にいくのはマナー違反です。相手の都合を考え、集合時間ぴったりか早くても5分程度早めに、受付を訪ねるよう心がけましょう。
(画像はぱくたそより)
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