仕事熱心な人が陥りやすいワーカホリックって何?

2021.02.05

毎日仕事のことばかり考えてはいませんか。もしかしたら、それはワーカホリックになっているのかもしれません。ワーカホリックになると、プライベートの時間でさえも仕事に充ててしまうため、心身に支障をきたす可能性があります。

今回はワーカホリックの概要やなりやすい人の特徴、なってしまったときの対処法について解説します。

ワーカホリックってなに?

ワーカホリックの意味は「仕事中毒」です。仕事を意味する英単語「work」と、アルコール中毒を意味する英単語「alcoholic」が由来となっています。ワーカホリックの主な症状として、以下の5つの例があげられます。

・毎日仕事のことばかり考えている
・健康よりも仕事を優先する
・仕事を家に持ち帰る
・休日になにをしていいのか分からない
・家族や友人とコミュニケーションをとることよりも仕事を優先する

ワーカホリックになりやすい人の4つの特徴

1.責任感が強く真面目
責任感が強く真面目な人は、ワーカホリックになりやすいといわれています。全ての仕事を完璧にこなそうとするあまり、仕事を持ち帰ったり残業をしたりすることが多いからです。

また責任感が強く真面目な人は、他の人を頼るのが苦手な場合が多いです。そのため1人でこなしきれない量の仕事を抱え続け、結果的にワーカホリックとなってしまいやすいのです。

2.人からの頼みを断れない
人からの頼みを断れないという性格も、ワーカホリックになる可能性が高いです。キャパシティをオーバーしても仕事を受け続けるため、業務時間内に仕事が終わらないことが多いからです。

人からの頼みが断れない人は、周りの人に「この人はなにでもやってくれる」と思われ、利用されてしまうことも多いため、放っておくと、事態はどんどん悪化してしまいます。

3.自分に自信がない
自分に自信のない人もワーカホリックになりやすいので、要注意です。自分の仕事に自信が持てず、休日や退勤後も「昨日したあの仕事大丈夫かな。ミスがあったらどうしよう。」と仕事のことばかり考えてしまうからです。

4.仕事が生きがい
仕事を生きがいとし、自らすすんで仕事にのめり込んでしまう人も要注意です。プライベートや休息よりも仕事を優先してしまうため、自分で気がつかない内にワーカホリックになってしまいやすいからです。

またこのタイプは、オーバーワークが苦にならない人が多いため、知らず知らずの内に心身に不調をきたしてしまうリスクも高いです。

ワーカホリックの改善策

ワーカホリックになると、健康を無視したオーバーワークを続けることになるため、うつ病や自律神経失調症などの症状を引き起こす場合があります。そのためワーカホリックの状態から抜け出せないときは、以下の改善策を意識的に実行することをおすすめします。

趣味を見つける
ワーカホリックだと感じたら、何か没頭できる趣味を見つけましょう。読書、スポーツ、釣り、楽器演奏、カラオケ、カフェ巡りなどジャンルはなにでもかまいません。仕事以外のなにかに集中することで、プライベートと仕事が切り離され、ワーカホリックから抜け出しやすくなります。

休日はしっかり休む
ワーカホリックから脱却するには、休日は仕事から離れ、しっかり休息をとることが大切です。家にいるとつい仕事をしてしまうという人は、散歩に出かけたり、友人や家族と遊んだりしてリフレッシュするのも方法の1つです。

スマホやパソコンを見ない時間を作る
食事や休憩中に、ついスマホやパソコンで仕事をしてしまうという人は、意識的にスマホやパソコンを「見ない時間」を作りましょう。スマホやパソコンの見過ぎは、ワーカホリックを悪化させる上、目や脳の疲弊につながります。

少々退屈でも「次の仕事に集中するために必要な時間」と割り切り、休憩中はなるべく何もせずぼんやりして過ごしましょう。

まとめ

今回は仕事熱心な人がおちいりやすいワーカホリックの症状やなりやすい人の特徴、改善策について解説しました。

ワーカホリックは四六時中仕事のことばかり考えてしまう「仕事中毒」の人のことです。真面目で責任感の強い人や自分に自信のない人、人からの頼みを断れない人がなりやすいといわれています。一方負けず嫌いで仕事に生きがいを感じる、またそれゆえにオーバーワークが苦にならない、という人も要注意です。

ワーカホリックは心身の不調を引き起こす可能性があるため、なってしまった場合は、趣味を見つけたり、休日はしっかり休んだりして改善していきましょう。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一