心が折れてしまう原因や対処法は?

2021.02.02

失敗したり人間関係で悩んだりしたとき、すぐに心が折れてしまいなかなか立ち直れない、ということはありませんか。とくに仕事中に心が折れてしまうと、モチベーションが下がりその後の業務に支障をきたすおそれがあります。

心が折れにくくなる方法はあるのでしょうか。今回は心が折れてしまうシチュエーションや、折れやすい人の性格パターン、くじけてしまったときの具体的な対処法などについてご紹介します。

心が折れるシチュエーション

信じていた人に裏切られたとき
恋人の浮気が発覚したり、親友に裏切られたりして愕然とした経験はありませんか。このように信じていた人に裏切られると、相手への嫌悪感やそんな相手を信じていた自分自身への失望感でストレスが溜まり、心が折れる原因になってしまいます。

自己肯定感が低くなる出来事が起きたとき
仕事やプライベートで大きな失敗をしてしまうと、自己肯定感が下がってしまいます。自己肯定感は、物事に集中したりポジティブな思考をしたりするために必要なものです。そのため、それが下がってしまうと、心が折れやすくなってしまうのです。

心が折れやすい性格パターン

負けず嫌い
負けず嫌いで、自分より優れている相手を認められないという人はいませんか。誰かと競争し相手に勝つことで成長するという考え方は悪いことではありません。しかしその生き方を続けていると、どうしても打ち勝てない相手に出会ったとき、自尊心が傷つき心が折れてしまう可能性があります。

自分は自分、人は人と割りきり、人のことを気にしすぎないようにしましょう。

完璧主義
完璧主義の人は心が折れる可能性が高いです。それは「テストで90点だった。あと10点とれなかった自分は愚かだ。」というふうに、目標を達成できなかったとき、自分に対して常に否定的な考えの方を選んでしまうからです。

すべてのことが完璧に出来る人は、そう多くはいません。そのため、自分自身の合格点や妥協点を決めておき、そこに到達しておけば大丈夫という考え方に切り替えることが大切です。

心が折れたときの対処法

心が折れたとき、人は主観的な思い込みによって、自分をさらに追い込んでしまいがちです。そのため心が折れたら、なぜ心が折れたのか、これからどうすればよいのかを紙に書き出し、自分の状況を客観的に見つめ直すことが重要です。

それが難しいのであれば、友人やカウンセラーに相談するのも方法の1つです。

心が折れないようにするには?

朝起きてから1時間以内に散歩に出かけると、心が折れにくくなります。朝の散歩は、精神を安定させる神経伝達物質「セロトニン」の分泌を活発にする効果があるからです。またセロトニンは睡眠物質「メラトニン」の分泌を促すため、質の高い睡眠にもつながります。

まとめ

今回は、心が折れるシチュエーションや、心が折れやすい人の性格パターン、心が折れたときの対処法などについてご紹介しました。

大切な人に裏切られたり、自己肯定感が低くなったりするような出来事が起きたとき、人は心が折れてしまいます。

また負けず嫌いな人や完璧主義な人は、性格的に自分を追い込んでしまう傾向があります。当てはまる人は、人と自分を比べることを辞めたり、物事の妥協点を見いだしたりすることで、自身の心の負担を軽くしていくことが大切です。

心が折れてしまうと、人は主観的な思い込みにとらわれてしまうものです。そのようなときは、周りの人に話を聞いてもらったり、考えていることを紙にまとめたりして、自分の状況を客観的に分析し、改善策を練りましょう。

また折れにくい心を作るには、毎朝起きてから1時間以内に15~30分程度の散歩を行い、「セロトニン」の分泌を活発にすることが有効です。

(画像はぱくたそより)

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高野勤一
高野勤一