夏バテの原因や防止する方法とは?
2021.01.16
夏がくると、すぐにバテてしまうと悩んではいませんか。夏バテすると、心身に様々な不調が現れるため、仕事の効率やモチベーションが下がってしまいます。夏バテを防ぎ、夏場でも快適に仕事をするにはどうしたらよいのでしょうか。今回は夏バテの症状や原因、防止策についてご紹介します。
夏バテとは、8月頃の高温多湿な気候によって、身体が疲れ、心身に不調をきたすことを指します。夏バテの主な症状には以下のものがあげられます。
・食欲不振
・不眠
・疲労感
・倦怠感
・頭痛
・めまい
・ふらつき
・いらだち
1.室内と室外の温度差
室内と室外の温度差が激しいと、自律神経が乱れ、めまいやふらつきなど自律神経失調症に似たような症状が現れることがあります。気温差により、汗の排出を促す交感神経と、汗を抑制する副交感神経の切り替えがうまくいかなくなってしまうからです。
2.睡眠不足
夏場は蒸し暑い熱帯夜になることが多いため、眠りが浅くなり、睡眠不足に陥りやすくなります。睡眠には日々のストレスや疲労を回復する働きがあります。そのため、暑さによる睡眠不足が続くと、疲労感や倦怠感などの夏バテ症状が引き起こされるのです。
3.冷たいものも取り過ぎ
冷たい食べ物や飲み物の取り過ぎも夏バテの原因となります。冷たい食べ物でおなかが冷えると、血の巡りが悪くなり胃腸の働きを低下させてしまうからです。
また夏場によく摂取する素麺やビール、アイスクリームは糖質がたくさん含まれています。そのため、それらを摂り過ぎると、糖質をエネルギーに変えるのに必要な「ビタミンB1」が不足し、夏バテしやすくなります。
湯船に浸かる
38度程度のぬるめの湯船に10分から30分浸かると、身体をリラックスさせる副交感神経が優位になり、睡眠の質を高められます。質の高い睡眠は、疲労回復や生活習慣病の予防する効果があるといわれているため、夏バテ防止にも役立ちます。
ミネラルとビタミンB1を摂取する
夏場はビタミンB1とミネラルが不足しがちです。そのため、夏バテを防止するには、それら栄養分を食事で積極的に摂取するのが大切です。ビタミンB1が多量に含まれている食品として、ウナギや豚肉、ごま、落花生などがあげられます。ビタミンB1は身体にとどまりにくい栄養素のため、一度のたくさん摂るのではなく、こまめに摂るのがおすすめです。
ミネラルが豊富に含まれている食品として、豆腐やアーモンド、チーズ、バナナなどがあげられます。また沢山汗をかいた時は、ミネラルの入ったスポーツドリンクをこまめに摂取しましょう。
ひざかけを使用する
夏場冷房の効きすぎた部屋に長く滞在するときは、ひざかけを使用しましょう。身体が冷えすぎてしまうのを防げます。ひざかけが無い場合は、靴下や薄手のカーディガンでも同様の効果が得られます。
湧泉(ゆうせん)
土踏まずの少し上にあるツボです。夏バテ特有の倦怠感を解消してくれるといわれています。
三陰交(さんいんこう)
くるぶしの骨から指4本分上にあるツボです。クーラーによる身体の冷えを解消すると言われています。
今回は、夏バテの症状や原因、防止策などについてご紹介しました。夏バテは、蒸し暑い季節に、倦怠感や食欲不振、いらだちなどの症状を指します。室内外の温度差や、暑さによる睡眠不足、冷たい食べ物の摂りすぎが原因で起こるといわれています。
夏バテを予防するには、ビタミンB1とミネラルの摂取、ツボ押しなどが有効です。夏バテ対策をしっかり行うと、夏場でも万全の体調で、快適に仕事に取り組めるようになります。
(画像はぱくたそより)
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