集中力どれだけ保てる?タイムトラッキングで己を知って生産性をUPしよう!
2020.09.19
iPhoneのスクリーンタイムという機能をご存知でしょうか。使用状況の確認やアプリやコンテンツの制限ができ、子供用のiPhoneに制限をかけたり使用時間の管理をするために利用するひとが多い機能です。このスクリーンタイムを活用すると使用状況がつぶさに見えるため、自己管理に役立てることができます。
手軽に使用できるiPhoneはついちょこちょこと使ってしまいがちですが、スクリーンタイムを使えば1日の使用時間と7日間の使用時間、どんなアプリをどれだけ使っているかがグラフで一目瞭然。意外にたくさん使っていることに驚くひとが多いのではないでしょうか。
自分が何にどう時間を使っているかというのは意外に把握しきれていないものです。時間をどう使っているかを把握して、仕事においての作業効率や生産性の向上を図るツールに「タイムトラッキング」アプリというものがあります。
そもそもトラッキング(=tracking)の言葉の意味は、「追跡」「追尾」という意味で、郵便物や宅配便などで固有番号により荷物の所在や状況を確認することです。「タイムトラッキング」とは、作業時間の記録から「何にどれくらいの時間がかかるのか」ということを把握分析し、結果的に「作業効率を改善」するという時間管理術のことです。
生産性を上げるために時間管理を行う際にはまず、かかった時間を見える化して記録し、どれだけかかるかを把握することが大切です。そうすることで全体的なスケジュールが立てやすくなり、作業効率が改善されるわけです。タイムトラッキングツールは、かかった時間などの結果が簡単に自動で可視化されるので、客観的な立場から時間の使い方を見直すことができるのです。
タイムトラッキングツールには、テレワークでの行動管理やチームプロジェクトに活用できるアプリもあります。テレワークによりチームで集まって作業できない場合でも、各自が今何の仕事をしているのかをツール上で確認することができるアプリや複数人で共有できるアプリなど多種多様です。世の中にはさまざまなタイムトラッキングツールがありますので、まずは試してみて最適なツールを選んでみましょう。
今回はビジネスシーンにおいて使えるタイムトラッキングツールを3つご紹介します。
Togglは、シンプルで使いやすいタイムトラッキングサービスです。PCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも同期可能なので、どこでもいつでも使用できるのがまずメリットといえるでしょう。豊富な外部ツール連携ができるのが特徴で、100以上のツールと統合できるようになっています。これまで使用していたToDoアプリやカレンダーアプリ、オフィスで使用しているCRMサービスと連携させてプロジェクト管理することも可能です。
Google Chromeの拡張機能も提供されているので、これを使用すると新しいタブを開かずに時間の追跡を開始してくれます。また、振り返りを行えるレポートが出力でき、PDF形式や、エクセルに変換する際に便利なCSV形式でも出力が可能です。
無料のプランでも大半の機能が使用できるので個人の利用では無料でも十分役立ちそうです。ビジネス利用時も、まずは個人で使用してみてプロジェクト導入を検討するのがよいと思います。
focus boosterは、ポモドーロ・テクニックの原則を取り入れたタイムトラッキングアプリです。ポモドーロ・テクニック(=Pomodoro Technique)とは、1980年代にイタリアで考案された時間管理術です。
ポモドーロ・テクニックは、先延ばしを減らして生産性を改善し時短化することをテーマとし、開発者やデザイナーなどクリエイティブで高い集中力を要するひとに適しているといわれています。ポモドーロ・テクニックの基本は
とされ、4ポモドーロごとに30分間の休憩をとるというサイクルを繰り返します。
細かい単位で集中と休憩を繰り返すことで集中力を高めていくので、ビジネスに限らず勉強にもおすすめの方法といえます。
focus boosterはこのポモドーロ・テクニックを簡単に行えるようにしたアプリで、記録をためていくというよりもカウントダウンと告知に秀でています。現在はPCとモバイルのアプリが提供されており、無料でお試しから使ってみるのがよいでしょう。
Rescue Timeもタイムトラッキングアプリですが、他と大きく違うのは時間管理のトレーニングを行うところです。Rescue Timeは常駐ソフトをインストールすることでアプリやウェブサイトの利用時間を記録し、そのデータがサーバーに送信され、数分単位で何に時間を占有されていたかを知らせてくれます。これらの細かい情報提供にプラス、4週間以上の生産性を高めるためのレッスンのサービスがあります。
ビデオレッスンや使用履歴に対してのカスタムレポートが届き、ユーザーが自分で時間、エネルギー、集中力を管理して、より多くのことを達成できるようにする方法が学べます。またRescue Timeのトレーニングは個人に留まらず、チーム向けのタイムトラッキングツールとトレーニングも用意されています。
これだけのサービス内容だけに有料ですが、2週間のトライアルがあるのでまず試してみて導入することが可能です。ツールに収まらない、時間管理術のサービスといえるでしょう。
今回は特徴あるアプリを3つご紹介しました。自分の時間を有意義に使えているのか、高い生産性を生み出す行動ができているか、と気になったときにはぜひ使ってみてください。
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