取得できれば評価UP!IT系国家資格をご紹介!

2020.03.28

ITの資格を取得したいけど、何の資格から始めたらいいかわからない人や、将来に役立つIT資格取得に悩む人は多いと思います。

今回はIT系の主な国家資格をご紹介いたします。
ぜひ資格取得の際の参考にしてみてください。

IT系職種全般

ITを始めてみようと思う人や、ITを始めたばかりの人は、まずはこの分野の資格取得を目標にしてみましょう。

ITに関する仕事に携わる人におすすめしたい資格で、IT全般の知識を幅広く習得したことを証明できる資格でもあります。

ITパスポート

ITに関する基礎的な知識が習得できていることを証明する資格です。
数あるIT系資格の中の、ファーストステップと位置づけて受験してみることをおすすめします。

試験内容はCBT(Computer Based Testing)方式で、コンピュータに表示される問題に対して、キーボードやマウスを用いて解答します。

合格率は約50%となっており、難易度は低めです。

基本情報技術者

ITエンジニアの基礎的な知識が習得できていることを証明する資格です。
IT系の国家資格として最も有名な資格です。
またシステム開発における一連の流れに対する実践的な能力の有無も問われます。

2020年4月からの試験では、COBOLが廃止され、Pythonが追加されます。

情報技術のニーズの変化とともに、試験内容は随時変化していくと予想されます。一度資格を取得した人も、試験内容の改定時に再び挑戦するとよいかもしれません。

合格率は25%となっており、難易度は普通です。

応用情報技術者

基本情報技術者よりも更に高度な知識を問われる試験です。
経営戦略や情報戦略の策定に対して、経営者側の方針を理解し、また経営者を取り巻く外部環境も正確に捉えることを求められます。
システム系の全ての分野を網羅した、応用的かつ実践的な知識を問われる問題が出されます。

合格率は約25%で、難易度は普通です。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

国家資格ではなく、ベンダー資格(IT製品を販売する企業が、自社開発した製品の知識や技術を持っているということを証明する資格)ですが、マイクロソフト製品に関する知識や記述を習得しているかを証明する資格です。

試験科目は、Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5種類です。
試験内容は、PCを使った技術試験です。

合格率は非公表となっていますが、ITパスポートと同様に比較的難易度の低い試験となっています。

エンジニア系IT資格
情報処理安全確保支援士(旧:情報セキュリティスペシャリスト)

情報セキュリティエンジニアとして、最新のセキュリティに関する知識や技術を習得していることを証明する資格です。

合格率は約20%と低めで、IT系資格の中でも特に難易度の高い資格です。

ネットワークスペシャリスト

情報通信におけるネットワーク技術を活用したネットワークエンジニアとしての能力を習得しているかを証明する資格です。
最適なネットワークシステムの企画や設計、運用するための知識や実践的な能力を問われます。

合格率は約15%と低く、情報ネットワークの資格の中でも、最高難易度です。

データベーススペシャリスト

情報通信におけるデータベース技術を活用した、データベースエンジニアとしての能力を習得しているかを証明する資格です。

合格率は約15%と低く、難易度は高いですが、データベース管理やインフラ系のエンジニアを目標とする人には、挑戦してほしい国家資格です。

エンベデッドシステムスペシャリスト

携帯電話やスマホ、デジタルカメラなどに組み込まれているコンピュータシステムを開発する知識や技術を習得しているかを証明する資格です。

電子機器のや自動車技術など、業種が限られているため、他のIT系資格に対しての受験者数は少なめですが、高度な専門知識が必要とされます。

合格率は約16%と低く、難易度が高い試験です。

システムアーキテクト

ITストラテジストから提案された、システム開発に必要な案件を実現するためのアーキテクチャ(必要な機能を定める枠組み)を設計したり、情報システムにおいては主導ができる人を対象とする国家資格です。

合格率は約13%と低く、論述問題もあり、難易度の高い試験です。

マネージャー系IT資格
ITストラテジスト

企業の経営戦略に基づき、IT戦略を策定・提案・推進できるか、またIT技術を活用した事業計画や業務改善計画を行えるかを証明する資格です。

合格率は約15%と低く、非常に難易度が高い試験です。

ITストラテジストは経営の立場を考慮し、企業の情報技術を活用するアプローチをする必要性があるので、試験の難易度は高いですが、企業にとって非常に信頼度の高い資格です。

システム監査技術者

情報システムや組み込み系のシステムを総合的に評価し、セキュリティ機能の実現を支援することができることを証明する資格です。
システム部門の責任者や監査法人が取得する傾向にあります。

合格率は約15%と低く、非常に難易度の高い試験です。

ITサービスマネージャ

情報システム全体において、安定したシステムの稼働を行い、システムにトラブルが発生した際に、迅速な対処や、被害を最小限に抑えることができるなど、安全性や信頼性の高いITサービスを提供できることを証明する資格です。

合格率は約14%と低く、難易度の高い試験です。

プロジェクトマネージャー

システム開発の全体の意思決定を管理し、計画を立て、納期や予算、品質、納期などプロジェクト全体を確実に成功に導くことができることを証明する資格です。
IT業務に関わらず、様々な業種において取得されている資格です。
キャリアアップを目指している人には、業種問わず挑戦してほしい国家資格です。

合格率は約13%と低く、難易度の高い試験です。

まとめ

IT系の国家資格は多く存在しますが、主な国家資格をピックアップしてみました。

自分のレベルや分野に合わせた資格取得に向けて、計画的に目標を立ててみましょう。

また目標とするキャリアを明らかにし、実現に向けた長期的・短期的スケジュールを計画しましょう。

(画像はPixabayより)

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高野勤一
高野勤一