英検やTOEIC以外にも!ビジネスで必要な英語の試験をご紹介
2020.03.23
英語の試験を受けようと考えたときに、「英検」や「TOEIC」を思いつく人は多いと思います。
しかし英語の試験には、必要な英語力によって、たくさんの種類があるのです。
今回は、就職や転職の際に、その業種に必要な英語の試験をご紹介いたします。
今後、英語の試験を受験する際の参考にしてみてください。
日本でもっとも有名、かつ歴史のある英語の試験です。
認知度や社会的評価の高さで知られています。
日常生活はもちろん、ビジネスでも活かせる英語力を試せる試験です。
試験形式は、「ライティング・リーディング・リスニング・スピーキング(3級より面接)」で行います。
学習指導要領にリンクした内容で、5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級の7段階に分かれています。
英語のコミュニケーション能力を総合的に測る試験として、広く知られています。
日本の多くの企業が採用試験の際に、TOEICのスコアを参考にしています。
しかし、TOEICの試験を受ける人の多くが日本人と韓国人です。
そのため、欧米圏での認知度は低く、海外の企業では評価されません。
試験形式は、「リーディング・リスニング」で行います。
階級別に試験を分けて行うのではなく、受験者は全て同じ問題を受験します。
そのスコアにより、英語力を判断します。
2020年1月より旧BULATSはからLinguaskill Business(リンガスキル ビジネス)へと変更されました。
Linguaskill Business(旧:BULATS)は、日本での認知度はまだ低いですが、ヨーロッパを中心に世界40か国以上で普及している英語の試験です。
海外企業への就職や転職を希望している人は、チェックしておきたい試験です。
日本でも徐々に導入する企業が増え、今後その規模は拡大していくと思われます。
特徴としてビジネスシーンに特化した英語の試験であることです。
TOEICとの異なる点として、ビジネスの現場で必要な実践力のあるビジネス英語を評価することができます。
試験形式は「リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング」で行います。
ペーパー版とオンライン版の2種類があり、100点満点のスコア表示とレベル(CEFRレベルとALTEレベル)で評価されます。
実用的なビジネス英語力を測ることに特化した英語の試験です。
企画書や報告書などのビジネス文書や、電子メールの作成に必要な英語力を評価します。
他の試験と比較しても、ライティング能力に重点を置いています。
貿易会社や海外企業との取引が多い会社、外資系企業への就職や転職を目的としている人におすすめの試験です。
試験形式はライティングで行います。
レベルは3級~1級までの3段階です。
自宅やオフィスのPCから受験できる英語の試験です。
コンピュータが個人の能力に合わせて問題を変化させるコミュニケーション能力を評価するテストです。
インターネット環境さえ整っていれば、いつでもどこでも受験することができます。
そして、すぐに結果がわかるというメリットがあります。
試験会場で試験官に監視されることもないので、就職や転職の評価基準にはなりにくいですが、TOEICや英検を受験する際の、自分の英語力のレベルを見極めるための試験として受験されることが多いです。
試験形式は、「リーディング・ライティング・リスニング」です。
試験時間は他の試験と比較しても短く40分~50分で終了します。
学生を中心として人気の英語のテストですが、社会人向けの試験も用意されています。
社会人向けのテストでは、海外派遣や海外赴任をする際に、社員の英語力を見極めるために導入されています。
オンラインで受講でき、最短10日で結果がオンライン返却されます。
試験形式は「リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング」で行います。
英検やTOEICが、日本で受験できる英語の試験の主流と思われていましたが、近ごろは、さまざまな試験が導入されています。
自分が必要としている業種に特化した英語の試験を受験し、活用して、自分のスキルやキャリアの向上につなげてみましょう。
(画像はPixabayより)
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