悩みを相談したい…ラバーダッキング法で解決!
2020.02.25
あなたには今悩みがありますか?
その悩みは何なのか、また悩みの正体が何であるのかを明確に説明できますか?
頭の中でつい悶々と悩んでしまうあなたには「ラバーダッキング法」をオススメします。
今回の記事で詳しくご説明しますので、ぜひ実践してみてください。
ラバーダッキング法とは、「自分の悩みを声に出してラバーダック(アヒルのおもちゃ)に話しかけることにより、悩みが整理され、解決策が見つけられる方法」のことをいいます。
ちなみに実際に話しかける対象は必ずラバーダックである必要はなく、ロボットや人形を使っても構いません。
もともと、プログラマがバグなどの問題が発生したときの解決策として使われています。
しかし、この手法はプログラマではなくても、年齢や性別を問わず、さまざまな悩みに用いることができるのです。
・ラバーダッキング法ができる環境を作る
ラバーダッキング法を行うには、「悩みを声に出す」ことが重要です。
周囲の目が気にならないよう、ラバーダックに話しかけられる環境を作りましょう。
部屋やお風呂、あるいはトイレでも構いません。
トイレだと、自分の声が聞こえるのではないかと気になってしまいますが、周りは誰かと電話しているのだけなのかとさほど気にしていないものです。
・今、悩んでいることをラバーダックに説明する
今の悩みを声に出して、ラバーダックあるいは対象となる物に話しかけてみましょう。
上手に文章にできなくても構いません。
重要なのは、声に出す=言語化することです。
「何に悩んでいるのか」
「できない原因は何に(どこに、誰に)あるのか」
「自分はどうしたいのか」
「どうすれば解決できそうなのか」
頭の中にある悩みを、とにかく声に出して言ってみましょう。
・言語化した悩みの解決策を導き出す
悩みを言語化しているうちに、実は自然と解決策を導けていることに気づき始めます。
声に出さず頭の中で悶々と考えを巡らしていたときにはわからなかった解決策が、言語化することにより整頓され、明確になったのです。
頭の中で考えているときには、実は自分が何に悩んでいるかすら、理解できていないときがあります。
「なんだか気分が晴れない」「なぜあの人とうまくいかないのだろう」というふうに、抽象的な考えの段階では解決策を見つけにくいものです。
まずは、悩みを言語化することで「何に悩んでいるのか」を明確にすることができるのです。
例えていうなら頭の中で悩んでいる状態は、ペンを持って手紙を書こうとしているのに何から書いたらいいかわからない状態とよく似ています。
手紙を書く目的を明確にしてからペンを持つと「誰に向けて、何を伝えたい」かがよくわかり、意外にすんなりと書きすすめることができるのです。
ラバーダックに「気分が晴れない」と悩みをうちあけ、「毎日がマンネリ化しているのかな?」とか、「季節の変わり目で疲れているのかな」という具合に話し続けるのです。
そのうちに「新しいことを始めてみよう。何がいいかな?」とか「今日はお風呂上がりにヨガやストレッチをしてみよう」などと解決の糸口が見え始めます。
そして「気分を明るくできるアロマセラピーの勉強をしてみよう!明日さっそく買いに行こう!」「ヨガやストレッチをすると体だけではなく、ストレスも解消されそうだ」とさらに考えをすすめながら話を続けるのです。
お気づきでしょうか?
もうこのときには、悩みの解決策が明確になり、あとは実践するだけの段階まで来ているのです。
いかがでしたか?
ラバーダッキング法で1番重要なことは「悩みを声に出して言語化すること」です。
独り言を言い続けることに最初は戸惑いを感じるかもしれませんが、複雑なコードの中からバグの原因を探し出すプログラマも実践しているこちらの方法。その効果は絶大です。
ぜひラバーダッキング法を実践して、あなたの悩みを解決してください。
(画像はPixabayより)
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