成功者は身に着けている!質の高い会話への5つの会話術

2020.02.03

あなたは人との会話は好きですか?

あなたの周りには、なぜか質の高い会話が上手な人はいませんか?

あまり普段会話をしない人であっても、ビジネスにおいては人との会話は必要不可欠です。

会話の上手な人は、上手に会話をすることができる会話術を身に着けています。

では、どのように会話術を身に着けたのでしょうか?

この記事では、質の高い会話をするコツをご紹介いたします。

相手別、会話のコツ

「社外の相手との会話」

・本題に入る前に簡単な雑談をする
取引先や顧客との商談や、打ち合わせのときに、簡単な自己紹介をして突然本題に入っていませんか?

本題に入る前に、簡単な雑談をしてみましょう。

初対面の相手に対しての警戒心を解くためのきっかけになります。

アメリカで当たり前のように行われる手法に「チェックイン」というものがあります。
本題に入る前に、コーヒーや紅茶を飲みながらプライベートな会話を行い、その場の緊張感をお互いにほぐします。

日本ではビジネスの場であまりプライベートなことをオープンにしたくない人もいます。
その場合は個人より相手の仕事の近況などを伺ってみましょう。
「最近は、お忙しいですか?」と尋ねるよりも「お忙しい時期はいつ頃ですか?」と尋ねれば、相手に対しての気遣いの心が伝わり好印象です。

・専門用語を使いすぎない
社内では当たり前のように使っている専門用語も、業種が違う相手は知らないこともあります。

一般的には専門用語のあとに一言付け加える形がわかりやすいでしょう。
また、例えをいれることでより具体的な表現になり、相手の立場になって会話をしているという意思が伝わります。

「UI、つまりユーザーが触れる部分のことを指します。スマホでいえば、画面に表示されるデザインや文字の種類のことをいいますが…」などの説明があると良いでしょう。

「社内での会話
・上司編

上司は指示や教育をする相手であるだけに、気軽に会話をすることを躊躇してしまう部分もあるでしょう。
しかし上司という立場だからこそ、聞いてみたい経験談はありませんか?

例えば今までの社会人生活で一番大変だったときの話を聞いてみましょう。

人は誰しもスムーズに済んだ出来事より苦労した経験の方が記憶に強く残っているものです。
「あの頃は大変だった」という話を聞くと、今までの上司の厳しさに対して、苦労を重ねた経験があるからこそだと理解し尊敬の気持ちに変わるかもしれません。

また上司が年上の場合、若者と同じ感覚を共有することがむずかしい話題もあります。

近況を話すときは、恋愛の話よりもスポーツの話題や子育ての話をしてみましょう。

・同僚編

同僚は良きライバルであり、同じ立場をわかってくれる間柄です。

決して競い合うような姿勢は見せずに、常にポジティブな発言をしましょう。
しかし良きライバルがゆえ、自分を卑下せずに、お互いを刺激し合えるような会話ができればベストでしょう。

年代が同じであれば共通の話題も自然と多くなります。
仕事の話以外にもプライベートな会話を楽しみ、会話から生まれる信頼関係を築きましょう。

・部下編

部下が上司に話しかけづらいことと同様に、実は上司が部下に話しかけづらい、という状況もあるものです。

部下から話しかけづらい印象を持たれることは、仕事の相談をしづらいなど、業務にも支障をきたしかねません。

そこで、休憩時間には仕事以外の話をしてみましょう。
子供の話や趣味の話をすれば、厳しいイメージの上司にも人間味あふれる一面が見えて、親近感を抱いてもらえるきっかけになります。

また休憩時間に旅行のお土産をみんなで食べることもオススメです。
旅行に行った場所が同じであったり、良かった観光地の話など、旅行に関する会話は広がりやすくみんなで楽しめる時間です。

そのような会話の場から、部下は上司に対して温かみを感じ、職場内での信頼関係を築くことができます。

会話が苦手な人に教える質の高い会話への5つの会話術

・天気や季節に関しての会話できっかけをつかむ
まずは会話のきっかけとして、天候や季節の会話から始めましょう。
「今日は午後から雨予報ですね。」「今年は暖冬ですね。」などの誰にでも共通した会話をしましょう。

近況の話題で、政治や宗教、好きな球団の話は人それぞれの価値観があるので避けた方が良いでしょう。

・会話の様子から相手が「聞く」「話す」のどちらかを見極める
天候や季節の会話をしながら、相手が「聞く」タイプの人か「話す」タイプの人なのかを観察しましょう。

自らが話すタイプの人は、どんどん話を聞き出してみましょう。

逆に聞くタイプの人には、自分が話す役にまわると見せかけて、相手にも簡単な質問を投げかけて、なるべく話してもらうように会話を持っていきましょう。

このときに「オープンエンド型の質問」をしましょう。
オープンエンド型の質問とは、答えが「はい」「いいえ」では終わらない質問の仕方をいいます。

例えば「学生時代に部活をしていましたか?」ではなく、「学生時代にしていた部活は何ですか?」のように質問をします。

・相手に関することに興味を示し、同調する
相手が話すことに興味を示して、どんどん質問してみましょう。

また、相手との共通点を見つけて同調し会話を盛り上げることができれば、より関係性は深まります。

例え自分と共通点がなかったとしても、新しい分野の開拓ができるチャンスです。わからないことは質問してみましょう。

質問をすることにより、相手は自分に興味を抱いてくれている、と感じてくれることでしょう。

・自分のことを話す
相手のことばかり聞き出すのではなく、自分のことも話してみましょう。

このとき、相手から聞き出した内容より一歩踏み込んだ内容を話します。
社会心理学でいうところの「自己開示」にあたるこの行動は「自分に心を許してくれている」という印象を持ち、相手も同様に自分のことを話しやすくなる傾向にあります。

・上記4つの会話術をさまざまな人と繰り返す
会話が上手な人は、それだけたくさんの会話をしてきたからこそなのです。

さまざまな人との会話の積み重ねがあってこそ、質の高い会話ができるようになるのです。

たくさんの会話で相手をよく観察し、失敗や成功を重ねて次へのステップへとつなげます。

まとめ

いかがでしたか?

ビジネスで成功する人は質の高い会話術を心得ています。

それは会話の面白さではなく、相手にとっても自分にとっても心地よく、お互いの信頼関係を築けるような会話であることが必須です。

質の高い会話は、相手を知り自分を知ってもらうことから始まり、相手との人間関係を強固なものに変え「この人なら大丈夫」というビジネスチャンスへとつながります。

(画像はPixabayより)

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高野勤一
高野勤一