コリやむくみは現代人の悩み…仕事の合間の簡単ストレッチ術をご紹介!

2019.11.27

1日にスマホやパソコンを見る時間が多い現代人は、全身のコリやむくみによる疲れを感じています。

仕事では、長時間のデスクワークや長時間の運転、立ちっぱなしの毎日で、体のだるさや冷えを感じる人も多いのではないでしょうか?

長時間同じ姿勢を取り続けることで全身の血流が悪くなり、その結果、コリやむくみを感じるのです。

今回は、現代人に起こりがちなコリやむくみ、眼精疲労の原因、またそれらの不調を解消するために、仕事の合間にできるストレッチ方法をご紹介いたします。

体の不調はなぜ起こるの?

・肩コリ・首コリ
長時間、書類やパソコンを見続けることで首が前に出ており、肩が内側に巻いている状態になります。また、首が前に突出している状態は、頭と顔の重みを、細い首1本で支えている状態が続くため、首の筋肉の負担が多くなります。

肩や首周りの筋肉の緊張が続き、血流が悪くなるため、頭痛や耳鳴りの原因になります。

また鎖骨付近にあるリンパ節には、全身の老廃物が運ばれてくる場所であり、この部分が詰まることで、むくみや疲労が起こりやすくなります。

・眼精疲労
長時間パソコンの画面を見続ける姿勢や、長時間の車の運転は、まばたきの回数が少なくなり、目の乾燥を招きます。
目の表面が涙で保護されなくなり、目に傷がついてしまいます。

また目の周りの筋肉の緊張状態が続くと、周辺の血流が悪くなり、頭痛の原因になります。

・むくみ
営業や接客業での長時間の立ちっぱなしの姿勢や、デスクワークで長時間座りっぱなしの姿勢が続くと、血流が悪くなり、老廃物がどんどん下に溜まっていくので、冷えやむくみの症状が起こります。

・腰痛
長時間座りっぱなしの状態が続くデスクワークや車の運転の仕事では、上半身の重みを腰で受け止めるため、腰への負担が多く、腰痛を引き起こす原因になります。

腰痛を放置していると、椎間板ヘルニアや、血流の流れの悪さから、脳卒中を起こす原因にもなります。

仕事の合間にできる簡単ストレッチ術!

・首コリ
顎の骨に両手の親指をあてて持ち上げ、首の前の筋肉を伸ばします。
このとき、同時に首の後ろの筋肉は緩んでいます。
10秒×3セットを行います。

・首コリ②
片方の手で、反対側の頭の側面を上から包みます。
頭を手の方向に倒して、10秒キープします。
首の横の筋肉を伸ばしたり緩めたりするストレッチです。
左右で3セットずつ行います。

・肩コリ
片方の手で反対側の肩を押さえて、肩があがらないようにします。
肘を曲げて、肩をぐるぐる回します。
このとき、できるだけ大きく回すことを意識します。
前回し、後ろ回しで5回ずつ行います。
スペースに余裕がある人は、肘を曲げずに、手を伸ばした状態で回すと、指先までの血流もよくなるので、より効果的です。

・肩コリ②
両肩をすぼめるようにして、息を吸いながら上に持ち上げ、5秒キープします。
息を吐くと同時に、肩を落とし脱力します。
息を吐ききったら、繰り返します。
5回行います。

(画像は写真ACより)

・目の疲れ
目頭の骨が出っ張った部分に親指をあて、ゆっくりと呼吸をしながら眉尻へ向かって、押す場所を変えながら移動していきます。
目の周りの筋肉をほぐしていきましょう。

・目の疲れ②
首の後ろの髪の生え際にあるくぼんだ部分は「天柱」と呼ばれるツボです。
眼精疲労や頭痛を緩和してくれるツボです。
首を後ろに倒す重さを利用して、ツボに親指をあて、深く押し込んでいきましょう。

・むくみ
ゴルフボールを床に置き、その上に足裏をのせます。
足裏をグーの形にしたとき、中心にくぼみができます。
その部分は「湧泉」というツボで、腎臓機能を助け、余分な水分や老廃物を排出してくれます。

またゴルフボールで足裏全体をゴロゴロとマッサージすることで、「第2の心臓」とも言われている足の裏のツボを刺激することができます。

血流がよくなり、冷えやむくみを解消することができます。

・腰痛
椅子に座った状態で、右太ももの上に、左の足をのせます。
左手で右ひざの外側を押さえて、上半身を左に捻ります。
深く呼吸をしながら、お尻から腰の筋肉が伸びていることを感じて10~15秒キープします。
反対側も同様に行います。

いずれのストレッチも、体に痛みや違和感を抱いたら中止しましょう。

疲れやコリを感じたら、その都度ストレッチを行うことが理想ですが、時間の確保やスペースの確保が無理な場合は、トイレに行ったときや、休憩の時間を利用して、こまめにストレッチを行ってみてください。

帰宅後や休日には、仕事中ではできない大きな動きのストレッチを行い、日々の疲れを癒やしてあげることをお勧めします。

ストレッチを行うことで血流の改善や、コリをほぐすだけではなく、ストレスの解消や柔軟性のアップにもつながります。
(画像はPixabayより)

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高野勤一
高野勤一