会社に出社しないでも仕事が出来る!?「リモートワーク」とは?
2019.11.20
会社に出社しなくても働けるスタイルとして注目される「リモートワーク」リモートワークを導入することで働き方に自由度が増す一方、問題点もあります。
今回はリモートワークを導入したことによるメリットをまとめつつリモートワークとは何かを説明していきたいと思います。
よく「在宅勤務」と言いますが在宅勤務は自宅就労限定の呼び方となります。大まかにいえば同じなのですがリモートワークはもっと広い意味で使われます。リモートワークとは直訳すると「遠隔業務」従業員が会社に出社せず自宅やコワーキングスペースなど自由な場所で仕事を行う働き方の事を呼びます。同じような呼び方として「テレワーク」といった呼び方もあります。
総務省はテレワークの呼び方を使用しており導入企業には「時間外労働等改善助成金」(テレワークコース)という助成金を出してくれます。
リモートワークでは出社の必要が無いので勤務地を問わず優秀な人材を採用できます。時間の都合がつきやすいので育児や介護などでフルタイム出勤が難しい方の採用が可能となってきます。
出勤の必要が無いので出勤時の移動時間・待ち時間などが節約できます。その時間を仕事の時間に回すことで生産性がアップします。通勤時のストレスなどもなくなるので社員の健康維持にも一役買います。
完全にリモートワークを採用すればオフィスの必要がなくなり家賃や光熱費、社員への交通費などが削減できます。完全に出なくとも一部リモートワークにすることでコストは大幅に削減できます。
これまで多くの企業では出産や育児などで退社せざるを得ない場合や休職を余儀なくされ管理職に就けず出世の道が閉ざされ優秀な女性社員を失っていました。ですがリモートワークを導入すれば出産や育児などでも退職の必要が無いので、女子社員を維持しやすいですし新卒女子を獲得しやすいといったメリットも存在します。
出社の必要もないので各種ハラスメントに対して可能性を抑えることもできます。
現場に出向く必要ない職種とリモートワークとの相性は非常に良いです。主にコンサルティング系やクリエイティブな職種が挙げられるのではないでしょうか?。成果物をインターネットで納品が出来てパソコン一つで完結が出来る職種がリモートワークに適していると言えるでしょう。
取引先や同僚との直接コミュニケーションをとる必要がない職種も相性がいいと言えるでしょう。なので接客業全般は難しいと思われます。普段仕事で交わしている会話がチャットツールで済むという方はリモートワークに適した職業だと言えます。
コミュニケーションを直接取らないとデータや資料のやり取りが出来ない。そんな職種や企業はリモートワークには向いていません。データや資料、作業の進捗状況などがタスクツールで共有が出来れば仕事がパソコン一つで完結しやすいのでリモートワーク向きの職種、企業であると言えます。
以上の事を踏まえリモートワークに向いた職種には以下が挙げられるのではないでしょうか。
・プログラマー、SE等のエンジニア系
・webディレクター
・コンサルタント
・ライター・編集者
・デザイナー
・ブロガー・アフィリエイター
・マーケティング
・営業
以上の職種はリモートワークに向いた職種だと言えると思います。
これは必須と言ってもいいでしょう。パソコンを使い業務を行い、インターネット回線を使いコミュニケーションや報告など行います。パソコンは業務によって能力が高いものが必要になってきますがライティングなど書く仕事のみならばそこまで高能力なものは必要ないでしょう。
リモートワークになると基本的に会社に出社しなくなるので、会議や打ち合わせなどもリモートで行うことになります。Skype等の音声会話が出来るアプリを使用する際に気を付けた方がいいのが音質。音質が悪いと何度も聞き返したり聞き取ることに神経を集中しなければならずかえって神経をすり減らしてしまいますし相手にも悪い印象を与えかねません。
ただ高いマイクなら何でもいいというわけではなく「単一指向性」というマイクを選びましょう。「単一指向性」は特定の方向の音声を拾いやすく周りの余分な音を拾いにくいので会話をしていて相手にストレスを与えることはないでしょう。
イヤホンに関しては必ずしも必要というわけではなく会議中などにご自身の周りの環境音がうるさいと感じたら導入すると良いでしょう。
リモートワークではメッセージのやり取りを行うためにチャットツールやファイル共有ツールが必要となります。チャットツールではChatworkやSlackが人気なのでこの辺りを導入すれば間違いは無いかと思います。ファイル共有ツールではGoogleDriveやDropboxなどが良く使われるツールとなっています。
これ以外にもリモートワークに特化したツールとしてバーチャルオフィスツールといった物も存在します。今までの特定のメンバーとのチャットに特化していたチャットツールとは異なり仮想オフィスに社員が在籍し自由に集まって会話をするといった形式となります。自身に有益な会話をしていると判断したらその会話に途中から参加できたりします。
まだ数としては多くはありませんが今後数は増えていくのではないでしょうか。現在はRemotty(リモティ)やSococo(ソココ)といったサービスが稼働しているので検討してみてはいかがでしょうか?
Remotty:https://www.remotty.net/
Sococo:https://www.telework-management.co.jp/services/tool/sococo/
今回はリモートワークを導入すると企業側にどのようなメリットがあるのか?どのような企業が導入に向いているのか?リモートワークを導入するのに必要なものとは?といったことについてお話させて頂きました。
働き方改革が叫ばれている咋今ただ闇雲に導入するのではリモートワークの効果が半減してしまいます。ちゃんと企業側社員側双方にメリットや効果が生まれる事が好ましいと思います。この記事を読んで考慮の一助となれば幸いです。
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