大企業でも取り入れられる「マインドフルネス」とは!?

2019.11.13

TV番組などで特集なども組まれ近頃耳にする機会が多くなった言葉「マインドフルネス」皆さんはこの言葉どういった意味なのかご存じですか?マインドフルネスは今やGoogleやAppleなどの世界的大企業でも取り入れられてます。

今回は「マインドフルネス」とは一体何なのか?そしてその方法などを説明していきたいと思います。

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは「今この瞬間に意識を向け、評価をせずにとらわれの無い心の状態」のことを指します。マインドフルネスを行うことによりストレス軽減や集中力の向上、心の充実など様々な効果があるとされています。

マインドフルネス状態になるために行うことは瞑想であり、古くは禅やヨガなどにも取り入れられています。「マインドフルネス瞑想」はそこから宗教的要素を取り去り1970年代に心理学者のジョン・ガバット・シン氏が開発しました。その後1990年代にはうつ病などの治療にも取り入れられ「マインドフルネス認知療法(MBCT)」へと発展していきました。

マインドフルネスがもたらすビジネスへの効果

マインドフルネスがビジネスにもたらす効果として以下が挙げられます。

集中力の向上

雑念を捨て深く集中をすることを繰り返すことで集中力が高まります。

ストレスの軽減

マインドフルネス瞑想をすることで自律神経が整いストレスが軽減されます。

直観力や洞察力、想像力が高まる

思考が整理され直感が研ぎ澄まされ、洞察力、想像力が高まります。

心に余裕が生まれる

心の中を観察することで思考の判断や反応が減り心に余裕が生まれます。

意思決定能力が高まる

瞑想を行うと自己をコントロールする役割の「前頭前皮質」そして自己認識機能の役割を持つ「灰白質」が増加し意志決定能力が強くなります。

このほかにもアメリカの研究によって年齢にかかわらずストレス等で衰えた脳機能が回復することがわかり、ガンや心臓病などにも効果があったことが報告されています。

マインドフルネス瞑想のやり方

マインドフルネス瞑想を行うのに難しいことは何一つありません。道具は特に必要はなく自分の身体一つでできます。自身の姿勢を正し呼吸に意識を向けるだけなのです。

①目を閉じ、手を両の膝の上に置きリラックスをする

②呼吸を長くするなど無理に吐き切ろうとせず自然に呼吸をする。

③呼吸に意識を集中する

④呼吸から意識がそれ雑念が出てきたら、その雑念を悪いと判断せずにただただ流していきます。

⑤また呼吸に意識を戻す

⑥再び雑念が出てきた場合はその雑念に対して、今の自分が抱えている不安や抱えているイライラなどを心の中で繰り返し気づくようにする。これをラベリングと呼ぶ。

⑦再び呼吸に意識を戻す

この呼吸法をはじめは3~5分ほどから始め、慣れてきたら雑念が減り呼吸に集中が出きます。10~20分ぐらいを目安にやっていきましょう。
瞑想は朝、目が覚めて頭がすっきりしているときに行うのがおススメです。瞑想をしている最中に眠くなってしまう場合それは瞑想になっておらず、体が疲れている状態なので身体をゆっくり休めてください。

その他の方法
ジャーナリング

10分程度頭の中に浮かんだことをメモやノートに書きだしていく方法。脳の中を掃除するようなイメージで最初はしっくりこないかもしれませんが、続けていくと実感できます。

マインドフル・イーティング

時間をかけゆっくり集中し食事をとる方法。会話もせずテレビもつけずただ食事のみに集中し食材を感じる。30分以上かけて集中すると良いでしょう。これに似た方法でレーズン1粒を5分以上かけて食べるレーズンエクササイズという方法もあります。

まとめ

今回はマインドフルネスとは何か?そしてその方法などをまとめてみました!

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高野勤一
高野勤一