デキル人は使っている!カギは5W3Hにあり!
2019.11.12
ビジネスでコミュニケーションを取る場面において、相手が上司や部下に関わらず、伝えたい情報を的確に伝えることは非常に大切です。
正しく情報を伝えられるということは、情報の漏れやミスを防ぐことに加え、あなたに対してのビジネスパーソンとしての評価にもつながるかもしれません。
今回はその情報の伝え方として、有効なフレームワークである「5W3H」についてご紹介いたします。
・When(いつ):時間や時期
・Where(どこで):場所
・Who(誰が):対象となる人物
・What(何を):物事の目的や課題、目標
・Why(なぜ):理由や動機
・How(どのように):方法や手段
・How many(どのぐらい):数や量
・How much(いくら):費用、予算
これまでに一般的に知られていた「5W1H」に加え、数や価格のような数字を表す情報が追加されています。
では、5W3Hを使った実例を具体的にあげてみましょう。
飲食業界の期間限定商品のマーケティング戦略を一例にします。
・When(いつ):販売する期間(例:クリスマス商戦での販売)
・Where(どこで):場所(例:店頭販売に加え、インターネットでの購入)
・Who(誰が):対象となる人物(例:商品を販売するターゲット層)
・What(何を):物事の目的や課題、目標(例:実際に販売する商品)
・Why(なぜ):理由や動機(例:なぜ、消費者はその商品を購入するのか)
・How(どのように):方法や手段(例:TVCMやSNSなどの集客方法)
・How many(どのぐらい):数や量(例:販売数、追加販売、個数限定販売など)
・How much(いくら):費用、予算(例:商品の価格)
このように、マーケティング戦略を考える上でも、5W3Hをフレームワークとして構成することにより、明確化された戦略をたてることができます。
また、個人のプレゼンテーションの場であっても、聴衆に対して、全ての必要な情報を伝えることができます。
ビジネスシーン以外でも、5W1Hは人とのコミュニケーションのフレームワークとして有効ですが、ビジネスシーンでは、数量やお金を表す「How much」「How many」が加わります。
・メモを取るとき
新しい仕事を覚えるときや、自分自身へのリマインドとしてメモを取るときにも、5W3Hに基づいてメモを取れば、必要な情報のメモの取り忘れをすることはありません。
重要なことや、忘れやすいことはペンの色を書いたり、大きな文字で書いたりして工夫しましょう。
・メールなど、ビジネス文書を送るとき
対面でのコミュニケーションではないからこそ、ビジネス文書を作成する際は、わかりやすい文章で表現することが重要です。
情報が不足しているビジネスメールは、トラブルの元になりかねません。
・データ分析
ターゲット層の「Who」や、費用対効果の「How much」が重要になるデータ分析でも、5W3Hは非常に有効な手段です。
データ分析において、必要な情報は5W3Hの中に全て詰め込まれており、数やターゲットを明確にすることで、今後のマーケティング戦略につなげることができます。
・懇親会や忘年会などにも使える
会社で大人数の忘年会の幹事や、取引先との懇親会の段取りを任されるシーンも、ときにはあるかもしれません。
そんなときも、5W3Hを活用して、実施する場所や予算、参加人数などを、わかりやすく記したメールを参加者に送りましょう。
いかがでしたか?
5W3Hは、ビジネスシーンの全てと言っても過言ではないぐらい、重要であり、また必要な情報を全て明確にできるフレームワークです。
常に5W3Hを意識して業務をこなしていけば、効率の良い仕事ができ、仕事の質も変わります。
ぜひ、明日から常に5W3Hを意識した業務をこなしてみてください。
(画像はPixabayより)
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