舌が荒れるのはストレスのせい?もしかしたら病気のサインかも
2018.08.02
気がついたら歯が赤く痛みがある、白くなっている、などといったことはありませんか?ブラッシングや歯医者さんでのクリーニングをする機会がある歯に比べて舌のケアは意外と見すごされることが多いものです。
しかし、ふと気がつくと痛みや荒れなどができてしまうことがあります。そんな舌が荒れる原因とはどうしてなのでしょうか。原因や改善方法について調べてみました。
舌の荒れ、といってもいろいろなタイプがあります。舌の全体が赤い、表面に白いものがついているといった場合や白い斑点のようなものがみられることもあります。
舌が赤い
舌が赤い、という状態は「赤斑」と呼ばれ、全体が赤い場合や一部分が赤い、などがあります。
主な原因としては風邪や胃腸の体調不良によるもの、舌炎と呼ばれる舌の炎症があります。また一部分が赤いという場合には、やけどによるもの、口内炎による赤みがあります。こうした外傷による赤みの場合には痛みを伴うことがほとんどです。
舌が白い
舌の表面に白い海苔のようなものがみられる場合には食べ物のカスや細菌が原因の「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる病気や口内カンジダ症などの疑いがあります。また、白い斑点がみられる場合いは入れ歯や矯正具との刺激によることが考えられます。
特に傷ややけどをする要因がないにも関わらず舌のふちにヒリヒリ、ピリピリとする痛みを感じる場合には「舌痛症」と呼ばれる病気の可能性もあります。
舌痛症はビタミンb12や鉄分などの栄養不足や虫歯、歯周病など口内の病気が原因となるほか、精神的ストレスも要因の一つになるといわれています。
以上のように舌の痛みは精神的なストレスによるものから栄養不調、入れ歯・矯正器具などによるもの、何らかの病気によるものまでさまざまです。
栄養バランスや水分補給
まずは食事をバランスよく、規則正しくとり栄養バランスに気をつけることが必要です。また、口の中の唾液は殺菌効果や口の中の細菌を洗い流す効果、歯の再生などさまざまな効果がありますので、不足しないように水分補給も心がけることが重要です。
口の中を清潔に保つ
歯のブラッシングやうがいを習慣化することで口内環境を清潔に保つことも舌のトラブルを減らすために役立ちます。場合によっては舌のブラッシングなども行います。
また、先ほど述べたように唾液は殺菌効果など口内環境を保つ助けになります。唾液腺マッサージなどで唾液の分泌を促す方法もあります。
痛みやしびれなどが続く場合には医療機関の受診も視野に入れましょう。舌の病気には先ほど述べたカンジダ症などのほか舌がんの可能性もありますので、気になる場合には医師の診断と生活指導を受けるのが一番確実です。
体の機能は加齢とともに衰えて行き、舌の粘膜も薄くなります。より病気にかかりやすくなるので、定期的に口腔外科などでチェックを心がけましょう。
(画像は写真ACより)
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