明日は大切な商談、でも体調が…風邪を引きにくくするには
2018.07.30
風邪は子どもから大人まで幅広い年代がかかる疾患の一つです。体力が低下している時になってしまうと長引くこともあるので油断ができません。
「明日、大切な商談があるのに」という時に体調を崩してしまうこともあるのではないでしょうか。
風邪の原因はウイルスですが、ウイルスそのものを退治する薬は開発されていないので、いかに、かかりにくくするか=予防が大切になります。そのために必要なのが日頃からの体調管理です。
風邪をひきにくくするカギは免疫力です。免疫力とは体に備わった外部のウイルスに対する防衛機能です。免疫力を高めるために大切なのが「運動」「食事」「睡眠・休養」です。
運動
運動といっても息を切らして行う激しいものや、バーベルを持ち上げる運動ではありません。
ドキドキと心拍数が軽くあがり、息が軽くはずむ程度の息を止めない「有酸素運動」であることが必要です。ウォーキングやジョギング、自転車、水泳などリズミカルに続ける運動が適しています。
こうした有酸素運動を行うことにより血行が良くなり、体の抵抗力も高まります。またストレス解消にもなり、適度な疲労が睡眠を誘う効果も期待できます。
食事
体の抵抗力をあげるにはバランスがとれた食事は必要不可欠です。野菜や果物、良質のたんぱく質やビタミンを含む食物をとることで体の活動を良好に保つことができます。
ショウガなど体を温める効果のある食べ物や腸内の環境を整えるのに効果があるとされている納豆やヨーグルトなどの発酵食品
を毎日の生活にプラスすることで体の活動を更に活発にすることができます。
腸を清掃する食物繊維や免疫機能のアップに役立つビタミンCなどを含む食物を積極的に摂取しましょう。
睡眠・休養
体や脳の疲れをとることは体の機能や免疫機能を正常に保つためにも必要なことです。
いくら運動や食事に気をつけていても、体を休ませないことには本来の力を発揮できません。風邪のひき始めは睡眠を十分にとることを第一に考え、日中も休養をとり体に疲れを残さないようにしましょう。
風邪をひきにくくするためには、周りの環境を整えることも大切です。ウイルスが体に入ることを防止する役割とともに入りにくい環境にする体の管理にも一役買うというメリットもあります。
加湿
水分をとることや就寝時マスクの使用、加湿器の使用などで環境や体内の加湿することは乾燥を防ぎウイルスの体内への侵入を防ぎます。
保温
体温があがると免疫力がアップするといわれています。保温を行い、体温を維持することは体の機能や抵抗力を高め、免疫力のアップに役立ちます。
うがい・手洗い
うがいや手洗いはウイルスを体の中に持ち込まないことを目的としています。体の外から行う体調管理ともいえるでしょう。
「食事」「運動」「休養」「加湿」「保湿」などは風邪の予防以外にも体の機能を正常に保ち病気全般への予防効果も期待できます。
風邪にかかりにくくなるほか、かかっても抵抗力・免疫力などで重症化せずにすむでしょう。日頃から習慣の一つとして少しずつ日々の生活で実践して行ってください。
(画像は写真ACより)
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