睡眠足りて仕事も効率アップ!ベストな睡眠時間、タイミングとは
2018.07.30
平成27年の厚労省の調査「平成27年国民健康・栄養調査」では20代以上の平均睡眠時間は「6時間以上、7時間未満」が34.1%、次いで「5時間以上、6時間未満」が31.1%となっています。
特にここ数年は睡眠時間が6時間以下の割合が増加していて、日中眠気を感じると答えた人の割合が5割近くに登っているという
結果がでており、睡眠時間が足りていないことが明らかです。(※1)
睡眠不足が長く続くと、仕事の効率が下がるだけでなく、脳や体、心の健康を損なう恐れもあります。では、理想の睡眠時間とはどれ位なのでしょうか。
※1 平成27年「国民健康・栄養調査」の結果 より抜粋
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142359.html
米カリフォルニア大学が行った調査では最適な睡眠時間は7時間が最適であるという結果がでています。
110万人を対象として6年間にわたる調査の結果、それ以上、またはそれ以下の睡眠時間の人に比べ、病気や死亡のリスクが少ないということが判明したそうです。
また、睡眠をとるタイミングは22時以降に寝ることが体によいとされています。そして、それには理由があります。
22時以降に睡眠をとる理由は睡眠の質の向上するためとされています。22時から午前2時までの4時間は「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれ、成長ホルモンが最も分泌される時間です。
成長ホルモンと言えば、子どもや思春期に関係するものと思うかもしれませんが、一生を通じて必要なホルモンなのです。
成長ホルモンの働きの一つは細胞分裂の活性化です。肌を若返らせる効果やダイエットに必要な筋肉の増強、新陳代謝を繰り返す体中の細胞に必要不可欠なのが成長ホルモンです。
午後10時に眠り7時間睡眠であれば5時の起床でも体には十分であることが分かりますね。早起きにもつながり、日の生活を気持ちよくスタートできる環境にもなります。
ただ、仕事や生活の関係で夜10時に寝ることが難しいという方も少なくないのが現代です。最新の研究では就寝後3時間には成長ホルモンが分泌されることが分かってきています。
仕事が忙しくて睡眠が十分にとれないという場合にはどうしたらよいでしょうか。
よく、コーヒーをがぶ飲みする方もいるかと思いますが、カフェインなどの刺激物で無理やり覚醒するよりも15分程の短時間睡眠をとる方が体や脳によいと言われています。
日中の疲れを上手く分散しつつ、成長ホルモンの分泌も生活の中に取り入れて、健康生活をめざしましょう。
(画像は写真ACより)
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