その倦怠感、大丈夫?もしかしたら病気やストレスが原因かも?

2018.07.23
倦怠感、ありませんか

仕事中に体が重い、体がだるい、やる気が出ない、という倦怠感はないでしょうか。あるいは、休日明けなのに朝起きられない、疲労がとれていない、という疲れが残っていると感じるかもしれません。

また、熱気が悪い、夜中に何度も起きてしまう、気力がない、何事にも興味がない、といったメンタル系の倦怠感がある方もいるかもしれませんね。

この記事では日常感じる倦怠感のさまざまな原因について解説します。

肉体疲労による倦怠感

働き過ぎや体の使いすぎなど体を酷使することで疲れがたまり倦怠感のもとになります。長時間労働のほか、朝が早い日が続く、夜遅い出勤が続くなど不規則な生活や、休みがとれないなど休息不足も肉体疲労につながります。

病気による倦怠感

風邪などの病気による体調不良も倦怠感の原因になります。例えば、風邪やインフルエンザになると体がウイルスと闘うために体温をあげるなど体の免疫反応が活発になります。

また、肝臓の病気や糖尿病などの生活習慣病でも全身の倦怠感が表れる場合場あります。ほかにも睡眠時に繰り返し呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群も倦怠感や眠気につながりす。

また、肝炎など肝臓に異常が現れると疲れやすくなることや、頭痛や筋肉痛を伴う慢性疲労症候群と呼ばれる病気もあります。

こうした持病を持っている場合や、健康診断で数値に異常が見られる場合には倦怠感が現れた時には医療機関への受診をすることが大切となるでしょう。

女性特有の倦怠感も

女性の場合は、病気ではありませんが、月経やそれに伴う貧血などにより倦怠感が現れることもあります。また、閉経に伴う更年期障害もだるさを伴うことがあります。

女性の更年期障害は閉経後だけではなく、その前後に起こることが多いとされていますので、40歳以降の場合は倦怠感の可能性の一つとして考えることも必要です。

ストレスが原因の可能性も

メンタルな病気の場合、まず倦怠感などの体への影響が出る場合もあります。

例えばうつ病の症状の一つとして、冒頭で述べた「夜中に何度も起きてしまう、気力がない、何事にも興味がない」といったことも症状の一つとして現れる人もいます。

仕事や生活でのストレスが原因になる場合も多く、本人が意識しないうちに症状が進む場合もありますので注意が必要です。

いままで楽しかったことが楽しいと思えない、食事がおいしいと感じない、何もする気力が起きないなどメンタル面まで症状が及ぶ前に対処したいものです。

倦怠感に対処するには

倦怠感があれば、まずはゆっくりと休息をとってみることが必要です。お酒の飲みすぎや脂っこいもののとりすぎなど暴飲暴食が原因で胃腸が疲れてることも考えられるので、食事や生活面でも節制をして心身を休めてみましょう。

それでも倦怠感が続く場合には、自分だけで何とかしようとせずに最寄りの医療機関に相談してみることも必要です。体に出ている倦怠感であればまずは内科の受診をお勧めします。

街中にある個人クリニックは一次医療機関として専門病院や大病院などの二次医療機関、三次医療機関へ患者を送ることも役割の一つであるため、さまざまなケースに対応していることが多いものです。

内科医であれば体のさまざまな器官を診ることも可能です。また、明らかに気持ちが落ち込んでいる、やる気がないといったメンタルな症状の場合には心療内科や精神科を標榜している医療機関へ受診するのが良いでしょう。

医療機関に行くことで適切な治療を受けられるだけでなく、体調不良の原因をはっきりさせることで、仕事を休養するなど、ほかの対応もとりやすくなります。

日頃から医療機関も活用して早めの体調管理を行っていきましょう。

(画像は写真ACより)

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石原健児
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