円滑なコミュニケーションを取るためのコツを理解する

2018.07.22
会話が苦手でも立ち回り次第で何とかなる

社会人になることで、苦戦する事柄の一つがコミュニケーションを中心とした他の人との付き合い方です。

もともと、人付き合いが苦手で人に合わせることも苦手という人はコミュニケーションをするのが億劫になります。それでも社会人として生きていくのならば誰かと接する必要がありますので、コミュニケーションがゼロの環境に置かれることは稀なのです。

この現実を、コミュニケーションが苦手な人でも理解していることが多く、苦戦しながらも何とかしようと悪戦苦闘している人も多いでしょう。しかし、コミュニケーションが苦手という人でも、立ち回り方を理解すれば苦手でもそつなくこなせるようになります。その方法やコツを理解しましょう。

会話や対話が苦手なら主導権を譲る

会話の中心になることで、その場においてある程度有利な立ち位置にいけることは事実ですが、コミュニケーションが苦手な人は無理に中心にいく必要はありません。

むしろ譲ってしまうことで、会話がスムーズに進むようになりますので、円滑なコミュニケーションがスタートします。会話の主導権を取りたい人ばかりが集まると、むしろ円滑にコミュニケーションが進まないので譲る気持ちがある人は譲ったほうがいいのです。

ただし、主導権は相手側に譲ったのならば、その人の会話が途切れないように円滑に進ませる努力が必要になります。こちらが興味を持っているということをアピールするために、相手の目を見て話すことも重要ですし、相手の話を遮らないように努めることも大切です。

あとは具体的に何が起こったのかを質問してあげましょう。いつ、どこで、誰かが、どのように、何をしたのかを聞いてあげれば、興味を持って話を聞いているというアピールにつながりますので、会話が円滑に進むようになります。

そのように相手が話している内容次第では、賛同しにくいものもあるでしょう。そこで思いっきり否定から入るのではなく、そのような考え方もあるのかと考えて受け入れるようにしてください。

自分とは違う意見に「なるほど、そのような考え方もあるんですね」と受け答えができれば、否定的な気持ちがあっても円滑に会話は成り立ちます。

自分の世界にのめりこまないこと

どんな人たちとも会話をすることが得意で、どんどん前にいけるという人にも、気を付けるべきポイントがあります。ここを理解しないと、話しやすいけど付き合いにくいと思われてしまいがちです。

明るく元気なキャラクターはそれだけで、その場が明るくなりますし営業マンとしても大活躍できる人柄と言えるでしょう。ただし、相手の意見にかぶさって自我を押し通そうとしてしまうと、反感を買うことになります。

下手なマイナスイメージが発生しないように、相手の主張はしっかりと聞いてください。ここでも役立つのが、そのような考え方もあるという受け止め方です。

また、専門分野の話を同じ業界の人で知識的造詣が深い方々とするのならば問題ないのですが、そこまで造詣が深くない人と会話をするときは、専門用語を減らすか専門用語が出てきたときはわかりやすく説明するというスタイルも必要になります。

一般的になじみの薄い外来語を多用する人もいますが、理解できていない人には意味不明な言葉としか受け入れられないので、内容を理解しやすい表現に言い換える必要もあるでしょう。無理に専門用語を使うことと一般的ではない用語を使うことは避けるべきです。

伝えたいことをわかりやすくすることも大切

口数が少ない人でも、相槌を打つ能力が高く質問力が高ければコミュニケーションは成り立ちますし、伝えたいことをわかりやすく伝えてくれるならば口数が少ないけれど付き合いやすい人というイメージを持たれます。

はっきりと伝えたいことがあるのならば、主語と述語を明確にして、理由と結論をわかりやすく説明する努力も必要になるのです。だらだらと続くお話は聞いている方々の集中力や体力を奪いますので、必要な事柄は明確にわかりやすく伝えるようにしましょう。

(画像は写真ACより)

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新免武三
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