貯金だけではなく賢くお金を使うことも覚えよう
2018.07.20
給料が少なく毎月少ない手取りでやりくりをしていると貯金なんかなかなかできずに、毎日が楽しくないと感じてしまうことが多いでしょう。
貯金する方法を簡潔に述べてしまえば、無駄な使い方を一切やめてしまって必要最低限だけ使うようにするとなります。つまり、税金や自動車保険といった避けられないものを除いて、食費といった必要な要素は安いものを取り入れて、洋服なども最低限のものだけ用意するといった行動が正しくなります。
この無駄とはどのようなものなのかを気付けるかどうかがポイントです。そのためには、毎月自分はどれだけの収入を得ているのか、毎月どの程度の出費を何が原因で発生しているのかを明確に計算してください。税金も保険代も通信費も食費もちょっとしたジュース代もすべて出費として改めて計算しましょう。
自分自身が使っているお金、生きるために発生してしまう費用などがはっきりと見えてくれば、削れる部分もはっきりと見えるようになりますので、老後の生活費や結婚資金としての貯金も可能となってきます。
このように、無駄と思える一切の行動を封印して出来る限り貯金するために我慢をし続ければ、給料が安い人でも可能となります。
しかし、ひたすら我慢し続けるだけの人生というのは自分自身を追い込むことになりますので、結果的には大きくマイナスに働くことも多く、お金を使うことができずに出費がむしろかさんでしまうパターンも多々あるでしょう。
そこで、しっかりと考えてもらいたいのが、その出費が間違いなく費用対効果が高いものなのかという点です。この費用対効果を見極められるかどうかが大切になります。
自分自身の趣味を大きく満たして癒やされるものであれば、多少高いお買い物であっても、メンタルリセットの器具として長い期間使われることになりますし、日々の生きがいとなってくれます。これは決して無駄な買い物ではなく高い買い物ではありません。
ただし、趣味に高い費用を使うことになったのならば、それ以外の部分でしばらくの間は自重するといった、行動のメリハリが大切になります。
自分自身が満たされると感じたのならばどんどんお金を使う人は、ただ単に浪費をしているにすぎません。使うときと使わないときのメリハリをはっきりさせて使うことが、賢く使うためのコツとなります。
お金の賢い使い方として覚えてもらいたいことは、費用対効果を理解することです。これを理解することで賢い買い物ができます。
例えば、仕事で1日10時間程度は歩き回るという人が、毎日6時間睡眠だと考えれば、活動時間の半分以上は歩き回っているという計算になります。このように大きな活動時間を占める行動は人生において大きな影響をもたらしますので、これに関する靴といった道具は高級なものを用意しても問題ありません。
安い靴を用意して足に長期間負担をかけ続けるより、高級な自分に適した靴を用意して快適に過ごせる環境を用意することのほうが正しい判断と言えるのです。これはほとんどの仕事がパソコン作業の事務仕事でも当てはまります。
1日10時間以上パソコンとにらめっこしている仕事の人は、自分に最適なクッションや椅子を用意することで、自分の仕事環境が快適になり苦痛から解放されます。つまり、このような人の場合は高級で質の良いクッションや椅子を用意することが賢い選択となるのです。
お金の賢い使い方はその行為によって費用対効果が大きいことと、そのお金が自己投資につながっているかどうかです。
人付き合いも同じことで、特に中身がなくなんとなく長い期間付き合っているような人は必ずいます。その付き合いが本当に自分にとって有意義なものなのかをしっかりと考えて、自己投資につながるものがあるのかを考え直してみましょう。
自己満足につながるようなあやふやな出費と、自分自身の成長につながる何かが明確な自己投資は違います。英会話教室に通う人でも、まったく英語が上達しないのならばただの自己満足で終わってしまいますし、身に着ける努力は必須となるのです。
(画像は写真ACより)
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