社会人こそ読書のありがたみを理解すべし
2018.06.07
社会人は今までの蓄積された人生経験がプラスになる立場です。この色々と蓄積された経験の中には読書から手に入れた知識も含まれています。
大人になってからほとんど読書をしていないという方でも話題作りで毎日ニュースをチェックしているという人も多いですが、話題に対応する力というのは最近のニュース以外にもいろんな情報が詰まっている本でも対応できるものなのです。
仕事に対するモチベーションを見失わないためにテンションが上がりやすい自分が大好きな本を用意するという方もいるでしょう。改めて読書から得られる社会人にとってのメリットを確認していきましょう。
現代人は様々な趣味や娯楽が用意されていて、情報が大量に提供されているのでそれらすべての情報を認識して行動することはほとんど不可能な状態にあります。
しかし、読書をして知識に上積みをしている方ならばたとえ自分の趣味ではない事柄であっても、ある程度は対応できる可能性が出てきますので自分に興味がない話題でも無言にならずについて行ける可能性が出てきます。
特に、自分の業界における専門用語などを教えてくれるようなビジネス用の本は、取引先との間に出てきた特殊な用語にもうろたえることなく対応できる教本になってくれますので、愛読書としている人も多いでしょう。
これはコミュニケーション能力の向上にもつながりますので、多くの人たちとのつながりを強化することができるようになります。会話をしていてつまらない人とどんな話題にもついて行ける人では後者の方が人気が出るのは当然なので、後者の人ほど人生を謳歌しやすくなるのです。
初対面の人はどんな話題に興味があるのかを探りつつ会話をすることになりますが、自分が得意な分野がすべて空振りになると天気の話題といったありきたりなものしかできなくなり会話がストップします。
これはかなり苦しい状況なのですが、この苦しい状況になりにくくなるというのは大きなプラスであると考えましょう。うまくかみ合わないことを呪う前に自分の知識の幅を広げることを考えてください。
読書による最大のメリットはやはり語彙力が向上することです。ビジネスマンとしてトークスキルはあればあるほど有利になりますが、このトークスキルは会話が上手なだけでは成り立ちません。
いくら会話が好きな人でも語彙力が少ない人は引き出しが少ないと見なされて、馬鹿にされることすらあります。逆に様々な言い回しや切り返しができる人は会話をしていると「この人は頭良い」とか「賢そうな人」とプラスのイメージを抱かれやすいので商談も成立しやすくなるでしょう。
これらのトークスキルというのはいろんな人たちと会話をしているだけでは身につきません。いろんな言語表現や言い回しや四字熟語やことわざを駆使している読書を大量に読むことで蓄積され、自分なりにしっかりと理解してから駆使できるようになるのです。
どのような仕事であれ、文章を作る場面は大量にあります。理系の仕事や文系の仕事、そしてアルバイトやパートなどすべての仕事で必須の能力です。
ある程度テンプレートが用意されているメールや報告書であっても、必ず自分の意見を伝える部分が存在しますのでテンプレートのみでの対応はできません。このオリジナルの部分を構成する力を向上させるのに読書が有用なのです。
文章を書く能力というのは実際に書き続けることで向上するものではありますが、その文章の中で使える様々な言葉の種類は文章能力ではなく文章を記載する人の知識量に依存していますので、その知識量を大きく向上させる読書は大きな支えになります。
様々な本を読むことは必須ではありませんが、その行為は確実に本人にプラスとなりますので無駄になることはありません。
たとえ、非日常の世界を体験するためにストーリーものの本を読んでいたとしても、語彙力の向上や想像力の向上につながりますしストレス解消にもなるでしょう。いろんな本に触れて人間力を向上させていきましょう。
(画像は写真ACより)
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