食べると集中力がアップするおやつを活用しよう
2018.06.06
現代人だからというわけではなく、人間というのは集中力を長く維持し続けることはできないという性質があります。そのため、長時間仕事をし続けると精度が落ちてミスをする確率が上がるのです。
そんな状態を回避するために必要なことが、おやつを食べるといった休憩時間であり、心と体を休ませるようなリラックスタイムとなるでしょう。特に、おやつを食べることでブドウ糖が吸収されればそれだけ脳にエネルギーが補給されるようになり、休憩後の効率が一気に上がるとして注目が高まっております。
特に、午後の時間というのは夕飯を食べないで残業をすることも考えれば、人によっては10時間以上何も食べないで働き続けることすらありますので、これではエネルギー不足になってしまいます。脳のエネルギー源はブドウ糖なので午後の仕事が長引きそうな人ほど、ブドウ糖の補給は必須となります。
思考能力が低下した状態で仕事を続けると余計にミスが出やすくなって、結果的に仕事が長引いてしまいがちです。この状態をよろしくないと判断した企業は休憩時間を作ってでもエネルギー補給をすることを強く勧めるようになり、この考え方も徐々に増えています。
しかし、おやつならば何でも有効活用できるというわけではありません。ある程度厳選して食べ方も考慮する必要があります。
ここでポイントとなるのが、血糖値になります。お昼ご飯を食べて直ぐの仕事や勉強は非常に眠くて集中できないという体験をした人は多いでしょうが、あれは急激に増加した血糖値を抑えるためにインシュリンが分泌されて今度は急激に血糖値を下げるようになり低血糖状態になってしまうことが原因です。
何がいいたいのかというと、血糖値を急激に上げるようなおやつを食べると脳にエネルギーは補給されますが、今度は眠気に襲われて仕事にならなくなるということです。それらを考慮しておやつを選ぶ必要があります。
推奨できるものを記載すると、ナッツ類・バナナ・チョコレート・いちじく・ドライフルーツなどが該当するでしょう。ただし、どれも出来る限り塩分控えめものを選んで、出来る限り量も控えめにするといった工夫が必要になります。
可能なら嚙み応えらあるほうが顎を使うことになるので前頭前野が刺激されてお勧めですが、クチャクチャとした不快感を与える音をたてるものを選ぶのは選ばないようにしましょう。
また、冷たくて甘いおやつならば脳を瞬間的に冷やすことができますので切り替えも容易になるのでお勧めです。ただし、冷たすぎるものをずっと食べ続けると内臓が冷やされるので休憩時間に限定してください。
おやつを食べるという習慣がないかたでも、飲み物を持参して飲むという習慣がある人は多いでしょう。その考え方は正しいですし間違ってはいません。
ただし、その飲み物がとっても冷やされているものならば要注意です。冷たい飲み物というのは眠気を無くす効果もありますし、熱いシーズンならば体を冷やすためにとっても役立ちます。
ですが、ひたすら冷たいものを飲むと内臓が一気に冷やされることになるので深部体温も低下してしまい免疫力低下などの危険な状態に陥ります。
夏風邪などが流行っているときに免疫力が低下すると簡単に病気をうつされてしまいますので、熱いからといって冷たいものをひたすら摂取するのは辞めましょう。できれば常温かホットのものを用意してもらいたいですが、夏場でホットは厳しいものがありますので、常温のものを用意しましょう。
おやつの効果は確かですが、仕事中におやつを食べることそのものに嫌悪感を覚える人はやはりいます。そのような人たちがいる前でいきなり食べると怒られて逆に効率が下がる恐れもあるでしょう。
それらを踏まえたうえで行動することが大切です。場の空気を理解したうえで、食べていいのならば食べるというスタイルで行きましょう。また、匂いがきつすぎると不快感を周りの人に与えることも多いので、おやつタイムがない会社は一口で入るお菓子を選ぶと安全です。
(画像は写真ACより)
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