プラスの印象を与える名刺交換をしよう!

2018.05.30
名刺交換を流れ作業にしてはいけない

名刺交換というのは社会人にとっては非常に当たり前のものであり、人によっては数百枚という名刺を管理することになるでしょう。

この名刺交換というのが作業的になってしまう人は事務的に行われてしまうとそれは相手への印象がプラスになるチャンスを失うので非常にもったいないことです。

しかし、名刺交換の仕方などを教えてくれる人は少ないのでなんとなく周りの人たちがやっている行動を見て覚えて実行するというパターンが多くなってしまっているのでありがたみを感じていない人も多いのが実状です。

さらに、参考にしている先輩が間違っている行動をしている場合にはその間違っている行動までトレースしてしまって悪いイメージをスタート時点で与え続けることになります。

そこで、今あなた方が行っている名刺交換の方法が本当に正しいのかを今一度再確認し、相手にいい意味でインパクトを与えて印象に残るものへとチェンジしていきましょう。

名刺の受け取り方や差し出し方を理解しているか

名刺というのはビジネスにおいて必須となるツールではありますが、きちんとした受け取り方や私方が存在しており、それらを守れていない人は出鼻をくじかれることになります。

まず覚えてもらいたいことは、目下の人から先に名刺を差し出すのが基本であることと、依頼をしに行っている側が目下であるということです。つまり、営業で飛び込んでものを買ってもらう側の人は常に目下として行動する必要があるということです。

ただし、それが営業関係以外の付き合いとなった場合には地位が低い人が目下となりますので、目下の人から必ず名刺を差し出すようにしてください。また、差し出す方法としては社名と名前をはっきりと名乗ってから軽くお辞儀をして相手の目を見た状態でナチュラルな笑顔をしながら差し出しましょう。

また、目下の人から行動する必要がありますので、やりにくい場合には自ら移動して場所を調整しましょう。そして差し出した後には自分の名刺が相手の名刺よりも低い位置に来るように調整し、目上の人が名刺を受け取ったのを確認したのちに目下の人が受け取る形にしてください。

受け取った後の行動でインパクトを与える

ここまでは基本的なマナーですので、必ず守ってスムーズに行動しましょう。そうすることで相手に「この人はマナーがなっている」とプラスの印象を与えることが出来ます。ここからがスタートラインです。

お礼を言いつつ名刺を受け取ったら絶対にすぐにしまわないようにしてください。すぐに名刺をしまうと「この人は自分に興味がない」と思われてしまうので、マイナスの強い印象を与えてしまいます。これも必須のマナーですので覚えておきましょう。

お互いに名刺を受け取った後は自分の名前を覚えてもらうことが重要になります。方法はいくつかありますが、やりやすい方法は自分の名前を有名人に結び付けつつ紹介することでしょう。特に相手が30代なのか40代なのか50代なのかでそれぞれの年代に好まれる芸能人を用意しておくと印象がさらに増します。

また、高難易度になりますが相手の名刺を見て名前やデザインから話を発展することが出来れば、相手の会社や名前やその人そのものに興味があることをアピール成功となりますのでプラスの印象をさらに与えられます。

まずは出来ることから始めましょう

名刺交換は流れ作業になっている人もいますが、その人のマナーがしっかりとしているのかを簡易的にチェックできる場所ですので、ミスしている項目があればあるほどマイナス印象を与えるようになってしまいます。

そのため、名刺の受け取りや差し出しをミスなくこなせないとスタートラインにも立てません。そこから、自分の名前などを話の話題にして盛り上げることが出来ればプラス印象を与えられる中級者に、相手からもらった名刺を見て瞬時に話題を展開できるようになればプラス印象を与えられる上級者になれます。

(画像は写真ACより)

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高野勤一
高野勤一