パソコン作業のし過ぎで起こる症状とは?VDT症候群ってなに?
2018.05.15
仕事でパソコン作業が増えると、目がかすんだり肩こり・頭痛が起こったりすることがあります。
知らず知らずのうちに目を酷使しており、体の不調が引き起こされているのです。こういった症状は「VDT症候群」と呼ばれています。
VDTとはVisual Display Terminalの略で、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイ画面を見ながら作業することを指します。
VDTを長時間続けて作業した際に引き起こされる体の不調をVDT症候群といい、近年VDT症候群に悩まされている人が増えています。
パソコン作業が続くと目の痛みやドライアイなどだけでなく、肩こり、首の痛みも起こります。他にも頭痛や背中の痛みなどがあり、痛みのせいで吐き気が起こることも。
体だけでなく、ストレスや睡眠不足など内面的な不調も起こることがあります。
主な原因は「長時間同じ姿勢でいること」と「目を酷使すること」です。
体を動かさず、更にはディスプレイに顔を近づけすぎていたり姿勢が悪くなっていたりすると、血流不良などが起こります。
視力の低下にも繫がりますので、VDT作業の際には症候群を予防しながら行った方が良いでしょう。
目が疲れやすい、と感じたら、作業中に遠くを眺めたり目を閉じたりすると良いです。目を休めることを意識し、まばたきも忘れないようにしましょう。目薬も効果的です。
ブルーライトを緩和する眼鏡なども販売されていますので、こういったものを活用するのもひとつの手です。
同じ姿勢が続くと肩や背中が痛みます。パソコン作業ではキーボードを打つ動作があり、腕も固定されてしびれなどを引き起こします。
疲れを感じたら席から立ちあがり、軽く周囲を歩いてみましょう。伸びやストレッチなどで体の硬直をほぐし、リフレッシュすることが必要です。
夜、目や体を休めるために質の良い睡眠をとることも重要です。照明やリラックス効果のある香りを取り入れ、睡眠の質を高めましょう。
寝る前にスマートフォンなどの光を見ると脳が覚醒状態になってしまいますので、寝る前は脳をリラックス状態にすると良いです。
パソコンやスマートフォンなど、仕事をする上で使用する機会が多いかと思います。適度に休憩を挟むことにより体の不調を予防でき、仕事効率もアップします。
長時間の作業が必要な場合でも、なるべく遠くを見たりストレッチしたりするだけで体への負担を減らすことができますので、ぜひ試してみてください。
(画像は写真ACより)
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