マズローの欲求5段階説について分かりやすく解説!
2018.04.18
心理学者のアブラハム・マズローが人間の欲求を5段階で表し名を残しました。
マズローの欲求5段階説を知れば、日常生活だけでなくマーケティングなどのビジネスの場でも活用することができます。
マズローの欲求5段階説について詳しくご紹介するので、ぜひ日々の生活に活かしてください。
「人間の基本的な欲求は5段階のピラミッドで構成されており、低階層が満たされることによって1階層上の高階層の欲求を欲するようになる。」という考えです。
ピラミッド状なので上層にいくにつれ欲求段階にある人は減っていきます。このピラミッドの特徴は、「低次な欲求を満たさなければ高次な欲求が現れない」ということです。
では1番下の階層からご紹介していきます。
「睡眠・食・性(排泄)」など、人間が生きていくための基本的で本能的な欲求のことを指します。
これらの欲求がある程度満たされていれば、次の階層を求めるようになります。
ここでは「安全に暮らせる家」や「経済的安定」「健康」など、暮らしの安定を求める欲求が出てきます。
例えば企業に勤める場合、派遣やアルバイトでなく正社員として働きたいと望む人が多いのも、この安全欲求の心理であると言えます。
第二階層までは物質的な欲求でしたが、ここからは精神的欲求となります。
「社会的欲求・愛情欲求」は物理的には満たされていても、どこか心が満たされない、寂しい、仲間や恋人が欲しいといった欲求です。
無理をして集団に属し、SNSでの交流を盛んにする人は、「社会的欲求・愛情欲求」であり心を満たそうとしているのかもしれません。
ここまで満たされている人は第四階層である承認欲求(尊厳欲求)という段階になります。
ここでは「社会からは必要とされ認められている。しかし、集団の中でも飛び抜けて凄い存在でありたい。」「地位・名誉・権力が欲しい」といった欲求が生まれます。
SNSでの「いいね!」が欲しいために、無理に更新したり無茶なことをやってみせたりするのも、この心理からきているのかもしれません。
この段階になると、周りからの評価はもう満たされています。
「自己実現欲求」では、自分を高めたい、自分の可能性を求めて成長したい、といった「自分の能力を活かしたい欲求」が生まれます。
「自己実現欲求」は「無償性の欲求」であることが特徴で、ボランティアを行ったり偏見を無くしたりし、人類に貢献したいと思うようになります。
人は欲求のある生き物であり、満たされるとより高次の欲求を求めます。物質的にも精神的にも満足していたいのです。
マズローの欲求5段階説をビジネスで上手に活用すれば、他者が何を欲しているのか?自分は何をするべきか?のヒントを得ることができ、人の心に訴えるマーケティングができるかもしれません。
(画像は写真ACより)
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