部下を育てる上手な叱り方とは?
2018.02.22
仕事がうまくいかなかった時、部下の怠慢を目にした時。様々なシチュエーションで部下を叱らなければならないタイミングがあります。
部下に嫌われたくない、部下との関係が悪くなると困る、と敢えて叱らない人も中にはいるでしょう。今回は部下を上手に叱る方法をご紹介します。
部下が起こした失敗により、上司であるあなたの評判が下がることもあります。そんな時、自分への評価を気にした叱り方をすると、怒られた部下は理不尽に叱られたと感じるでしょう。
叱る時はなるべく感情的にならず、「なぜ失敗したか?」を掘り下げ、次につながるよう促してあげる必要があります。
いくら仕事のできない部下であっても、「使えない」「信用できない」というネガティブな言葉は控えましょう。そういった言葉は、ただ部下の心を傷付けるだけなのです。
部下の目線に立ち、得意なこと、苦手なことを理解できれば、得意なことを伸ばしてあげることができるのではないでしょうか。
これからの伸びしろを絶やさないためにも、否定的な言葉は使わない方が得策です。
複数人部下がいる人にとっては、大勢いる部下の中の一人かもしれません。しかし、一人ひとりの能力やモチベーションは全く異なるということを忘れてはいけません。
部下を他の誰かと比べてしまうと、「どうせ自分なんて」と卑下してしまう可能性があります。
「あの人ならできるのに」ではなく、「今回は失敗したけど、こういった点に成長を感じる」という叱り方にすると良いでしょう。
部下を叱っている時に、競い合っている状況ならまだしも、全く関係の無い人の名前を挙げるのはナンセンスです。
部下がミスをする過程で、上司であるあなたがもう少し早く気付いていれば、失敗を未然に防ぐことができたというケースもあります。
100%部下が悪いと思うのではなく、上司の自分にも落ち度があったならそのことを認めましょう。
すべて部下の責任であったとしても、うまくできた部分に関しては褒めることも忘れてはいけません。叱る時は叱り、褒める時は褒める。そのメリハリが大切です。
頭ごなしに叱ったところで、部下の仕事に対するモチベーションは下がる一方。叱られた部下は「なぜ叱られているのか?」が明確に分かっていれば理不尽に感じません。
「これは駄目だ」ではなく、「こうすればうまくできたのでは?」と理論的に分かりやすい説明で理解を促し、部下に「なるほど」と言ってもらえるような叱り方を心がけましょう。
(画像は写真ACより)
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