目標設定するコツとは?達成するためのポイント
2017.12.12
目標設定は、理想を現実のものとするために欠かせないものです。特に組織のリーダーなどのを務める場合、部下の目標設定などを考える機会もあるでしょう。
この時、目標設定を誤ると部下のモチベーションを下げることにもつながりますから、注意が必要です。
では、目標設定をする時のポイントをご紹介します。
ついつい、目標設定をする時には、現状を分析し、その結果から答えを導きだそうとしてしまいがちです。しかし、上手な目標設定を定めるためには、あえて現状分析をしないことがポイントです。
もちろん、自分で目標設定する時にも当てはまりますが、現状に合わせた目標を定めてしまうと、目標自体が低い水準に留まってしまうためです。「自分(部下)はもっとできる」と言い聞かせ、現状とは関係なく目標設定するようにしましょう。
また、目標を定めるためには、目標とすべきことをジャンルごとに分けて考える必要があります。仕事面ならば「キャリアアップする」、健康面なら「風邪を引かない身体を作る」、家庭のことなら「一家団欒の時間を増やす」などです。
これらを分類することなく目標設定をしてしまうと、まとまりがなく、目標達成のために必要なことがぼやけてしまいます。その結果、ゴール地点をうまく思い描けず、目標設定をしてもやるべきことが分からない、ということにもつながります。
改善点を把握することも大切です。日頃の生活の中で、「もっとああすればよかった」「あんな風にしたい」と改善点を見つけることはよくありますよね。そうした改善点を書き出すことで、目標にすべきことが見えてくる場合もあります。
仕事面での改善点が多いようなら仕事面、家庭面での改善が多く見受けられるなら家庭の面に着目し、課題を探り、目標を定めるのです。
ジャンルごとに棚卸しをし、改善点を把握することで、次第に目標達成のためにやるべきことが見えてきます。
そうしたら、今度は足りないスキルが何なのかを把握しましょう。仕事で部下をリードするためのリーダーシップなのか、問題解決能力なのか、何かが起こった時、とっさに対応できる行動力なのか、具体的に書き出していきます。
目標達成の期日を決めることも重要です。せっかく目標を定めても、ゴールを決めていないと、漠然と目標に向けて頑張ることになるので、気持ちが持ちませんよね。
「いつまでに達成する」とゴールを定めておくことで、より目標達成しやすくなるのです。
目標を確実に達成するためには、高いモチベーションが必要になります。そして、モチベーションを保つために有効なのが、目標を達成した時に、自分へのご褒美を用意しておくことです。
目標に向かって努力していく中で、どうしてもモチベーションが上がらない時には、達成後のご褒美を用意し、達成した時のことを思い浮かべることで、モチベーションをアップし、目標達成しやすくなるのです。
アファメーションを書き出しておくことも効果があります。アファメーションとは、自分自身への肯定的な宣言を意味します。
目標設定をした時の気持ちや、目標に向かう気分の高鳴り、目標達成への意気込みなどを書き出すことで、いつでも読み返すことがき、目標達成しやすい状況を作り出すのです。
いざ目標を設定したら、スケジュール帳やカレンダーなど、日頃目にしやすいものに書き込んでおくことも大切です。
常に目に触れることで、自分で設定した目標を常に意識することができ、達成のために行動が取りやすくなるのです。
設定しただけで行動しなくては意味がありませんから、常に意識しておき、日々行動することが大切です。
(画像はPixabayより)
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