いますぐ実践！簡単に集中力を高める方法

2017.12.10

急ぎの仕事なのに、集中力が足りずになかなか進まない、気づいたらだらだらと仕事をして数時間が過ぎていた、ということは誰しも経験があるでしょう。どんなに集中したい時でも、集中力がないとそれだけで仕事の能率は落ちてしまいます。

では、仕事中の集中力を上げるために効果的な方法をご紹介しましょう。

集中するためには、周囲からの刺激を断ち切る必要があります。人の話し声やテレビの音などが聞こえてくると、ついついそちらに意識を持っていかれがちです。

音楽を聴くことは生産性を高める効果があると言われていますから、作業や気分に合わせて洋楽や邦楽、落ち着いた音楽にしたり、ノリのよい音楽にしたりと、曲を選ぶとよいでしょう。

また、自然の音を集めたものや、雑音を消すための「ノイズ」という音楽もあります。外部からの余計な音で集中力が途切れるのを防ぐ意味でも、音楽を聴くことは効果的だと言えます。

通知をオフにするのも効果的です。パソコンでもスマートフォンでも、メールやLINEなど、様々な連絡手段があります。そして、新たな連絡があると通知してくれる、便利な機能がありますね。これはとても助かりますが、集中したい時には妨げになることもあります。

せっかく集中していても、通知が来ることによって集中力が途切れると、再び集中するのは難しいものです。ですから、集中したい仕事がある時には通知をオフにすることで、外部から邪魔されることを防ぎます。

ただし、用事があって連絡をしてくる人もいるでしょうから、30分に1回などと時間を決めて、メールチェックなどを行うとよいでしょう。ランダムに集中力が途切れないよう、意識を高めることが重要です。

また、他のことに手を出さないことも集中するためには必要です。たとえば、部屋の片付けをしている最中にマンガを読み始めてしまったり、インターネットで調べ物をしている内に動画サイトを見始めてしまったりということです。

誰しも経験があるかも知れませんが、これを防ぐためには「他のことをしない」「他のものを見ない」という強い意志が必要です。

集中力を高めるためには気分転換も必要です。深呼吸は緊張をほぐす時にも効果的ですが、集中力を高めたい時にもおすすめです。特にデスクワークなどは、長時間イスに座りっぱなしで動かないため、体も凝り固まりますし、集中力も低下します。

それを防ぐために、時間を決めて、簡単なストレッチを取り入れるなどして新鮮な空気を吸いましょう。身体の健康を保ちつつ、気分転換をして集中力を高めることができます。

また、自分にご褒美を用意するのも効果的な方法です。「ここまで終えたらチョコレートを食べる」など、自分の好きなものをご褒美として用意しておくのも効果的な方法です。嬉しいことをイメージするとドーパミンが分泌され、集中力をアップさせることができます。

たとえば、作業に入る前には濃いめのコーヒーを入れたり、お気に入りのカフェに出向いたりと、特定の行動を取ることで、仕事モードに切り替える方法もあります。いわば儀式のような役割を果たし、その行動を取ることで、自然に集中力が高まるように癖づけるのです。

集中力がないと、いつまで経ってもはかどらず、いつまでもだらだら仕事をすることになります。集中力には限界がありますから、初めから時間を決めて仕事に向き合うと集中しやすくなります。自分が定めた時間内に終わるように意識しましょう。

また、作業に取り組む前に自分なりに締め切りを切ることも効果的です。デッドライン効果と言い、締め切りを作ることによってほどよい緊張状態になり、作業に集中しやすくなるのです。

時間以外にも、仕事を段階で区切ることで集中する方法があります。1度にすべて終えようとする萎えてしまいやる気がでないので、「今日はここまでやる」という目標を立てることで、集中して取り組みやすくなるのです。

15分間、集中して仕事をすることも効果を発揮します。いきなり何時間も集中しようと思ってもなかなかできるものではありません。まずは初めの15分を集中しましょう。そうすることで、作業興奮という現象が起こり、脳が徐々に興奮状態になります。

こうなるとどんどん集中力が高まっていくので、仕事に集中することができるわけです。仕事を始めてもすぐに飽きてしまう人は、まず15分だけ集中する、というところから始めましょう。

また、1番集中したい仕事の時に作業興奮のピーク時を持ってくるようにすると、さらに効果的です。そのためには、比較的簡単な仕事から取り組むのがおすすめです。いきなり難しい仕事をしてしまうと15分頑張ること自体が難しいので、まずは簡単な仕事から手をつけましょう。

このように、集中力を高める方法はいくつもあります。自分に合った方法を見つけて習慣化することで、簡単に集中力を高めることができますよ。

（画像はPixabayより）