失敗は怖くない!成功へ導く思考法とは
2017.11.30
失敗というものは、できることなら避けたいと思うのが人の常です。しかし、失敗から得るものがたくさんあることも事実ですよね。
失敗をただの失敗で終わらせず、成功へのヒントを掴むための考え方を手に入れれば、失敗することは大きなチャンスになります。
失敗を成功の元に変えるためには、まず失敗したことを認めることが重要です。失敗を認めないままでは、いつまでも前に進むことができません。
失敗を認めたら、次は発想の転換が必要です。いつまでもくよくよ悩んでいるのではなく、失敗をチャンスだと考えられるようになりましょう。
「これまでにない経験ができた」「失敗したから、次はもっとよい方法を試すことができる」というように、失敗をポジティブに捉えることが大切です。
失敗を成功への踏み台として考えるのが難しければ、プロトタイプと捉えるのもよいでしょう。
プロトタイプは、思い描く完成図に向かう途中(プロセス)だと考えるという思考法です。失敗ではなくプロトタイプだと考えることで、挫折してしまうことを避けることができます。
また、時として人を頼るのも方法の1つです。失敗の種類にもよりますが、1人で反省し、1人で立ち上がることが難しい場合もありますよね。
そんな時は、人に頼ってしまえばよいのです。周りの人に弱音を吐いたり愚痴を言ったりして、気持ちを吐き出しましょう。気持ちをリセットすれば、また立ち上がることができます。
自分は弱い人間だと認めてしまうことも、失敗から立ち直るためには必要です。自分は強い、自分は失敗なんてしない、と思い込んでいると、少しの失敗でも致命傷になってしまいます。
思考を変えることで、失敗から成功を手にすることができますが、失敗をそのままにしていては意味がありません。
ハーバード・W・ハインリッヒが提唱した、ハインリッヒの法則というものがあります。
(引用は「成功者は知っている、失敗から学ぶ12の思考テクニック」より)
つまり、大きな失敗に至るまでには、はっとするミスがいくつかあり、さらに小さな、気にも留められないような多くのミスが隠れているということです。
失敗を引きずる必要はありませんが、しっかりと検証し、何がいけなかったかを分析することが重要なのです。
失敗には、まだ知らない、想定外のものが原因になる場合もありますし、知っておくべきおことを不勉強で知らなかったことが原因になることもあります。
また、ちょっとした見間違えなどの不注意や、判断ミスなどが原因で起こる失敗もあります。こうした失敗は、注意深く物事に当たることで防ぐことができます。
失敗すると責任の所在を追及しがちですが、責任以上に原因の究明を進めることも大切です。
失敗を繰り返さないためには、誰が悪いかではなく、なぜ起きたのかを把握し、失敗を繰り返さないための仕組み作りが重要なのです。
失敗を繰り返して成功を手にすると、そこに至るまでのプロセスややり方にこだわってしまう場合があります。成功という結果に安心し、ずっと同じやり方で物事に当たろうとしてしまうのです。
もちろん、成功するためのプロセスをたどることは重要ですが、成功したからと言って同じやり方に固執していると、新しい可能性に気付くことができません。
また、成功した方法を信じすぎてしまい、そこに潜んでいるリスクを見逃してしまうこともあります。
1度成功しても、まだ気付いていないどこかに失敗の可能性が潜んでいることもありますし、もっとよい方法があるかも知れません。
何が1番よいやり方かは、日々変わっていくものです。こだわりすぎず、柔軟に頭を働かせて、その時々で最も優れた方法を採ることが重要なのです。
失敗は、スポーツ選手にも付きまといます。しかし、一流と呼ばれる選手には、成功を掴むためのヒントが隠されているものです。
元プロ野球選手の鈴木尚広さんは、気付のアンテナをしっかり張っておくことが大切だと言います。プロの選手は、プレーでミスをすればすぐに叩かれます。しかし、それでへこたれず、失敗の中に成功のヒントを見つけ出せる選手はメキメキと成長するのです。
また、成長する選手は常に疑問が頭の中にあり「なぜあの選手にはできるのか」「なぜ自分はこれができないのか」と考えてると言います。理由を突き詰め、分からないことは徹底的に聞くという姿勢が、成功につながるわけですね。
さらに、成長する選手は1人で課題に向き合い、黙々と練習するため、孤独にも慣れていると言います。
自分と向き合う時間を作ることで、客観的に自分を見つめることができ、改善すべき点を見つけやすいのでしょう。
失敗から成功を掴む上でも、自分を客観的に見つめることは非常に有効です。失敗した自分から逃げるのではなく、きちんと自分を見つめ直すことで、成功へのステップを踏むことができるのです。
(画像はpixabayより)
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