人工知能を活用し、新入社員の離職を防ぐ
2017.03.13
医療関連受託サービスを展開している株式会社ソラストは、株式会社FRONTEOの人工知能技術を用いて、不安や不満を抱える新入社員を早期に発見、フォローを行うことで離職を防止し、社員の定着率を高める取り組みを4月下旬から開始することを発表した。
ソラストは、全国の1,500以上の医療機関で、受付や保険請求等のサービスを提供している。
新入社員は年間で約5,000人にもおよぶという。年齢、経験、バックグラウンド等、多様な社員が日々新たに業務に就いている。サービスの中核をなすのは「人」であると考え、「人」への取り組みを成長戦略の1つとして位置付けている。
ソラストでは、これまでも社員の声をこまやかに聞く仕組みをつくってきたが、面談の対象者が全国で月間のべ2,000人にもおよぶため、適切なフォローを実施する仕組みづくりが課題となっていた。
この取り組みで用いるのは、人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」である。「KIBIT」は、人工知能関連技術と行動情報科学を組み合わせ、FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジンである。
人工知能エンジン「KIBIT」は、ソラストが実施している社員への面談記録を解析・学習し、フォローが必要な対象者を効率的に抽出する。今回の取り組みは、その解析・抽出結果からフォロー面談につなげることを目的とする。
両社は、今後、より精度を高める面談記録の記載方法や、面談記録にもとづく社員へのサポート内容の仕組みを確立し、4月下旬からの本格的な稼働を目指すとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ソラスト
http://www.solasto.co.jp/index.html
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