会議予定を入れるだけで、スケジュール調整から経費精算までを自動化のAPI提供開始

2017.02.28
APIの無償提供

乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所(以下 ヴァル研)は、ヴァル研が保有する「RODEM(ロデム)」システムのAPIを公開することで、あらゆるクラウド型交通費精算システムと連携するAPIの提供を無償にて開始すると2017年2月21日に発表した。

「RODEM」とは

「RODEM」はMicrosoft Office365 Outlookの予定表やGoogleカレンダーに、顧客の訪問先と会議などの日時を予定表に入力するだけで、会社(自宅)を出発する時間から帰社(帰宅)までの予定を自動的に割り出す。

経路、指定席の有無、交通費なども自動で割り出し情報を提供し出張から帰って来た際の精算まで自動的に行うものである。細かなサービスとして直行、直帰、帰社かどうかの情報をもらうことで定期券利用区間の排除などを自動で行ったりする。

さらに、訪問先の顧客情報を顧客情報システム(CRMや名刺管理)などで事前登録しておけば「RODEM」は、顧客情報をそれらのシステムと連携するので、新たに顧客情報を入力する必要がない。

「RODEM」はこれら時間調整、経路検索、交通費精算作業などが最高で87%軽減でき生産性のアップが期待できる。「RODEM」紹介ページは下記URLを参照。

パートナー第1号は「MFクラウド経費」

このような「RODEM」のAPI機能を使って、他のクラウドシステム連携を提供する。他のシステムは自分たちで出張の経路検索、交通費精算などを開発する必要がなく、顧客には利用しているシステムが経路検索や交通費精算をしているように見える。「RODEM」APIリファレンスは下記URLを参照。

「RODEM」APIを利用して顧客へサービスを開始する第1号のシステムは株式会社マネーフォワードの「MFクラウド経費」である。「MFクラウド経費」とは既にCSVでの連携を行っていたが、データ反映に時差が生じていた。「RODEM」APIの連携することでシームレスのデータ連係ができ即座にデータ反映がなされる。

「MFクラウド経費」は、クラウド環境で動く「経費管理・経理精算システム」で、「完全自動化」「スマホで完結」「ペーパレス」にて提供するシステム。ターゲット顧客は中小企業、個人経営者ならびに経費精算をするビジネスマンである。「MFクラウド経費」紹介ページは下記URLを参照。

ヴァル研は、今後も「RODEM」と他のクラウド型経費精算システムとの連携を進め、ヴァル研のパートナーならびにその先の顧客に対し業務効率および生産性の向上に貢献できるよう努める。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

ヴァル研究所プレスリリース:
https://www.atpress.ne.jp/news/122531

「RODEM」紹介ページ:
https://ekiworld.net/service/lp/rodem/

「RODEM」APIリファレンス:
https://rodem-docs.valwebservices.com/expenses.html

「MFクラウド経費」紹介ページ:
https://biz.moneyforward.com/expense

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