顔情報のみで会議室の予約や解錠が行えるシステムを開発
2023.07.07
3社による共同開発
凸版印刷株式会社、株式会社 Photosynth(フォトシンス)、TRIBAWL(トライバル)株式会社の3社は顔認証入退室管理ソリューション「ピッコネ(R)」を開発したと2023年7月3日に発表。
顔情報のみで、時間単位の会議室の予約やスマートロックと連携したドア解錠が可能になる。
それぞれのシステムをデータ連携
「ピッコネ」は、スマートロックを活用したクラウド型IoTサービスの「Akerun」、顔認証デバイスの「kaopa」、生活者主権の情報流通管理プラットフォーム「MyAnchor(R)」をデータ連携させたものだ。
顔認証に必要な画像は専用アプリを使いPC・スマホのどちらからでも登録が可能。認証率は99.8%、マスクをつけた認証も可能な精度の高さだ。
解錠をはじめ、API連携による他サービスとのカスタマイズにより会議スペースの空き状況や予約などの機能を追加できる。
顔認証市場の拡大を受けて
生体認証は人が持つ唯一無二の情報であり、セキュリティレベルが非常に高いうえ、非接触で管理者がすぐに認識できるというメリットがある。
世界でも顔認証市場は拡大しており、2020年に38億米ドル規模、2021年から2026年の間に17.2%のCAGRで成長すると予想した報告もあることから、3社それぞれの専門分野を集約し、より便利な入退室管理システムを開発。
株式会社トッパン・コスモが販売代理店となり、2023年10月にリリースする予定だ。凸版印刷では、2025年までに関連事業も含め5億円の売上を目指している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
凸版印刷株式会社のプレスリリース
https://www.toppan.co.jp/
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