佐川急便など物流センター向け「顔認証勤怠システム」開発

2022.08.27
グループによる共同開発

SGシステム株式会社は、株式会社データスコープ、SGフィルダー株式会社と「顔認証勤怠システム」を共同開発し、佐川急便などの物流センター214箇所に導入・運用を開始していると2022年8月23日に発表した。

登録人数最大で5万人、素早く個人を特定

3社は、佐川急便を事業の中核としているSGホールディングスグループで、SGシステムはその中のIT統括会社だ。

同システムは、顔認証と検温、勤怠管理を融合したソリューションで、企業が利用している勤怠管理システムと連携。登録できる人数最大5万人分のデータから、素早く個人を特定できるため、複数拠点を置くセンターの情報も一元管理することが可能だ。

顔認証と検温は高速かつ高精度、顔のよく似た双子も識別できるほか、同一人物による二重登録など「なりすまし」を防止する機能も搭載している。本体はディスプレイ横に「出勤」「退勤」など5つの専用ボタンがついており、操作も簡単だ。

打刻時間は従来の約2分の1

以前同グループでは、静脈認証方式による勤怠打刻を行ってきたが、今回の顔認証システムにしたことで、打刻にかかる時間は約2分の1に短縮。出退勤の混雑する時間帯もスムーズに打刻できるようになった。

加えて、生態情報登録にかかる時間も約10分の1となり、新しいスタッフが入職しても登録に手間がかからなくなったと報告している。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

SGシステム株式会社のプレスリリース
https://www.sg-hldgs.co.jp/newsrelease/2022/0823_5023.html

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高野勤一
高野勤一