フェアな処遇を実現。パーソル、報酬水準データを提供する「Salaries」開始

2021.05.18
ジョブ型雇用への移行や人事制度の見直しを支援

パーソルキャリア株式会社は、2021年5月14日、ジョブごとの報酬水準データを提供するサービス『Salaries』を正式に開始した。

同社は、転職サービス『doda』の運営などを手がける企業。『Salaries』は、同社と株式会社パーソル総合研究所が共同で運営するサービスであり、利用企業におけるジョブ型雇用への移行や人事制度の見直しを支援するものとなっている。

『doda』が持つ膨大なキャリアデータを活用

近年、労働市場は大きな転換期を迎えており、メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への移行やDX化といった動きも活性化している。こうした動きの中で、企業はワーカーから「フェアな処遇」が求められるようになり、また双方が「給与の妥当性」について大きな関心を持つようになった。

しかし現在の日本においては、「給与の妥当性」の指標となり得る業界・職種ごとの労働マーケットが未だ確立していない。この課題を解消すべく、『Salaries』の提供は開始された。同サービスでは、『doda』が持つ膨大なキャリアデータを活用し、ジョブごとの報酬水準データが提供される。

利用企業の採用力強化や離職防止に貢献

『Salaries』では、利用企業からアップロードされた社員データを8つの「グレード」に自動で分類し、マーケットデータに基づく形でジョブごとの報酬水準データを提示。マーケットとの差異を分析することで、フェアな処遇の実現や人事制度の見直しを支援する。

『Salaries』は今後、個人の経験・スキルを切り口とする分析機能の実装も予定。機能向上を通じて、利用企業の採用力強化や離職防止に貢献するとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

『Salaries』正式版を5月14日より提供開始 – パーソルキャリア株式会社
https://www.persol-career.co.jp/

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kakimoto