発言量やタイミングを見える化。オンライン会議定量化システム「Hylable」

2020.06.09
より効果的なオンライン議論を実現

ハイラブル株式会社と株式会社リバネスは、2020年6月8日、オンライン会議のリアルタイム定量化システム『Hylable』を共同研究したと発表した。

『Hylable』は、オンライン会議における音声を取得し、発言量やタイミングを定量化した上でリアルタイムで画面上に表示するというシステム。参加者の行動改善などを促すことで、より効果的なオンライン議論の実現につなげるという。

対面の会議と異なるオンライン会議

今般のコロナ禍により、オンライン会議はビジネスシーンにおいて急減な浸透を達成した。しかし、対面の会議と状況が大きく異なるオンライン会議では、効果的な議論の形成にあたって別種の知見を蓄積する必要があるとハイラブルは判断。資本業務提携を締結しているリバネスと共に、オンライン会議の定量化に取り組み始めた。

オンライン会議の定量化を行うシステムの開発にあたってハイラブルは、対面で行われる議論を分析・可視化するサービスの知見を活用。リバネスは、科学技術分野における知見を活用。リアルタイム定量化システムとして『Hylable』を開発するに至った。

自身をモニタリングして行動を改善

『Hylable』では、オンライン会議に参加する者の端末ごとに音声を取得し、発言量やタイミングを定量化。累積の発話量やその時間変化、またやり取りの量も可視化する。このデータにより議論の進行役は、発言量の少ない参加者の発言を促すことができる。また参加者も、自身をモニタリングして行動を改善することが可能となっている。

両社は『Hylable』について、企業における採用面談などへの活用も想定しているという。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

リバネスとオンライン会議のリアルタイム定量化システムを開発 – ハイラブル株式会社
https://www.hylable.com/news/20200608/

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