目指すのは、産業医AI。「AIさくらさん」、メンタルヘルス機能を新たに搭載

2018.07.12
産業医としての役割を担うAI

株式会社ティファナ・ドットコムは、2018年7月9日、同社が提供している人工知能(AI)接客システム『AIさくらさん』に「メンタルヘルス機能」を搭載したと発表した。

『AIさくらさん』は、社内の業務改善を可能にするシステム。「メンタルヘルス機能」は、産業医としての役割を担うというもの。

人材不足の解消と業務効率化を提供

『AIさくらさん』は、ソフトバンクの『APTWARE』をAI部分のエンジンに使用したシステム。音声会話による接客・多言語での対応・コールセンター業務の肩代わりに加え、店内の顧客行動追跡・決済機能連携・ビッグデータ解析・各種センシング機能による業務の自動化も可能となっている。

『AIさくらさん』の具体的活用例として同社は、定番の社内問い合わせに対応する「社内ヘルプデスク対応」、ノウハウを後継者へ伝える「会社の生き字引」、24時間365日対応を実現する「社外からの問い合わせ」などを列挙。AIによって人材不足の解消と業務効率化を提供し、「働き方改革」に貢献するとしている。

医療分野との連携を強化し、機能を拡張

『AIさくらさん』の「メンタルヘルス機能」は、みんなの健康管理室合同会社とティファナ・ドットコムが共同で開発した。みんなの健康管理室は、経験豊富な精神科医たちによる職場のメンタルヘルス支援を提供している企業。医師たちの経験・ノウハウを『AIさくらさん』に学習させ、産業医AIの実現を目指すとしている。

ティファナ・ドットコムは今後、医療分野との連携を強化し、「メンタルヘルス機能」の拡張を行うとしている。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

「AIさくらさん」メンタルヘルス機能を提供開始 – 株式会社ティファナ・ドットコム
https://tifana.ai/news/aiai.html

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kakimoto