「価値観」が人と会社をつなぐ可能性。エモスタ「価値観ファインダー」開発

2018.06.08
人材サービスなどでの活用も想定

株式会社エモスタは、2018年6月4日、人の価値観を定量的に評価するシステム『価値観ファインダー』を開発したと発表した。

同社は、感情や共感度を計測するAI『Emoreader』の開発を手がける企業。『価値観ファインダー』は、価値観ベースのマッチングを実現するため、人材サービスなどでの活用も想定しているという。

価値観を定量的に評価、誰もが活用

価値観の重要さは、現代社会においても充分に認識されている。「価値観に合う人と会いたい」「価値観に合う会社で働きたい」といったニーズを持つ人や企業も多い。臨床心理学においても、行動変革や精神衛生向上における価値観の重要性は、多くの研究で示唆されているという。

しかし、価値観を定量的に評価する技術は、これまで存在しなかった。こうした状況に対応すべくエモスタは、心理学の専門性と感情計測技術の知見を組み合わせる形で『価値観ファインダー』を開発。価値観を定量的に評価し、誰もが情報として活用できるシステムとして完成させた。

納得感の高い選択や行動の可能性を高める

『価値観ファインダー』では、価値観を表す言葉の重要度をユーザーに評価させると同時に、それを選んだ際の挙動や表情の変化を記録。価値観の言語化を促すと同時に、客観的・定量的にその重み付けを評価するシステムとなっている。独自のアルゴリズムで重み付けされた同システムの価値観評価は、ユーザー自身も意識しない自己の理解・発見をもたらし、納得感の高い選択や行動の可能性を高めるという。

エモスタは、『価値観ファインダー』のデータと既存のデータベースを組み合わせることで、価値観が合う人や会社のリコメンドが可能となる可能性があるとしている。

(画像はエモスタの公式ホームページより)

▼外部リンク

株式会社エモスタ
https://emosta.com/ja/

ひとの価値観を定量的に評価するシステム「価値観ファインダー」を開発 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

記事をシェアする

石藤明人
石藤明人