住友商事、人事管理などを担うシステムとして「SAP SuccessFactors」導入決定

2018.03.29
SAPジャパン株式会社が提供しているシステム

住友商事株式会社は、2018年3月27日、人事管理や給与計算などを担う基幹業務システムとしてクラウドソリューション『SAP SuccessFactors』を導入すると発表した。

『SAP SuccessFactors』は、SAPジャパン株式会社が提供しているシステム。同システムの機能のひとつである給与計算モジュール『SAP SuccessFactors Employee Central Payroll』の採用は、日本国内企業としては初めてだという。

日本固有の法制度や業務プロセスに広く対応

『SAP SuccessFactors』は、人事・人材管理などを総合的に支援する、クラウドベースのソリューション。セキュリティ・拡張性・柔軟性を備え、世界81カ国の固有要件や法改正にも迅速な対応が可能。住友商事が国内で初めて導入する『SAP SuccessFactors Employee Central Payroll』も、日本固有の法制度や業務プロセスに広く対応している。

近年、人事管理や給与計算といった業務を先端技術の活用で効率化する「HRテック」や、ロボットによる業務自動化を推進する「RPA(Robotic Process Automation)」の動きが、活発化している。住友商事はこうした動きを受けて、人工知能の搭載が可能な『SAP SuccessFactors Employee Central Payroll』を活用し、HRテックの活用やRPAの早期実現を目指すとしている。

グローバルベースでの人事戦略実行を推進

住友商事における今回の導入では、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)およびシステム構築を、SCSK株式会社とアビームコンサルティング株式会社が共同で手がける。SCSKは、以前から住友商事の人事給与システムの保守運用を担い、関連業務フローを熟知している企業。アビームコンサルティングは、『SAP SuccessFactors』導入に関するノウハウを豊富に持つ。

住友商事の新システムは、2020年7月に稼働開始予定。将来的には、『SAP SuccessFactors』のグローバル統合により、グローバルベースでの人事戦略実行を推進していくという。

(画像は住友商事の公式ホームページより)

▼外部リンク

人事・給与系基幹システム 「SAP SuccessFactors」の導入について – 住友商事株式会社
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=30700

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