手書き資料をAI技術でデジタル化・人手不足を解消

2017.11.01
OCRをAI技術で自動化

キヤノンマーケティングジャパン(以下 キャノンMJ)は、Cogent Labと協業し手書きの資料をAI技術によりデジタルデータに変換するサービス「手書き AI OCR ソリューション」を2017年11月1日より開始した。

日本の労働生産性は主要先進7か国中最下位、2030年には1,000万人の働き手が今より減少する。生産性が向上しない要因の1つに、日本の紙文化がある。働き方改革を進める上でも、紙の上にある情報を電子化する手段の多くは、人手に頼っている。

手書き文字を電子化する技術は、文字を認識する際に筆跡や罫線、傾斜、背景色等がノイズとなり完全自動化は難しく人が補正する必要があった。

学習能力で精度向上

今回の「手書き AI OCR ソリューション」は、キャノンMJが販売している「OCR ソリューション」に、文字の判別が難しく人の手で補正していた作業の部分を、Cogent Labが持つAI技術を使ってデータ(デジタル)化するサービスである。この技術のことを「Tegaki」とよんでいる。

「Tegaki」は、文字単体の認識処理だけでなく、文脈から文字を認識する技術もあり、その技術は学習能力を持ち、学習することで読み取り精度が増すようになる。

さらに「Tegaki」は、帳票など手書きなどのイメージデータがあればWEBブラウザ上で「Tegaki」のAPIを指定することでデジタルデータとして渡す。現在利用中のシステムと接続して使用することが可能。

このサービスによりOCRでは文字が判別しづらかった手書き文字の判別作業をAI技術プログラムが処理するようになる。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

キャノンMJ プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/000013943.html

ドキュメントソリューション:
http://cweb.canon.jp/e-document/

Cogent Labs ホームページ:
https://www.cogent.co.jp/

キャノンMJ ホームページ:
http://cweb.canon.jp/corporate/

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轟吾郎
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