「女性研究者研究活動支援事業」において “S評価”を獲得

2017.04.01
3年間で女性教員比率が1.4倍、科研費獲得額は4倍に

芝浦工業大学は、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(一般型)」において唯一“S評価”を獲得したことを201年3月28日に発表した。

芝浦工業大学では2013年から3年間以下の3つの目標を掲げ活動してきた。(1)女性研究者を増員し、活躍できる環境を整備する、(2)出産・育児・介護などで研究活動に支障が出る女性研究者への支援、(3)理工系分野を希望する女性研究者増員のための活動などを行ってきた。

(1)女性研究者を増員し、活躍できる環境を整備するでは、「女性専用のネットワークの構築・運用」「メンターやアドバイスできる人を雇い相談できる環境を整備」の実施し、就業時間などの「学内規則の見直し」を行った。

(2)出産・育児・介護などで研究活動に支障が出る女性研究者への支援では、「支援情報の提供したり、要望の把握」「研究支援員の配置」「支援した結果を発表したり、改善」を実施した。

(3)理工系分野を希望する女性研究者増員のための活動として、「女性研究員の新規採用比率30%という具体的数値目標による積極的な採用」「多様な将来への将来への道や具体的将来像のモデルの提示」「シンポジュウムや交流会などによる意識啓発」を実施した。

女性教員の割合が3年で増加、助成金も増加

その結果、女性研究員の新規採用教員の30%は達成でき、教員の女性割合が常勤者で3年間で8.8%から12%に増加し、女性教員が在籍する学科が9学科から13学科へ増えた。

科学研究費助成事業に採択された研究のうち、女性が代表者とする研究の割合が2.5倍、金額では4倍増加した。

これらの結果により文部科学省「女性研究者研究活動支援事業」において “S評価”を獲得した。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

芝浦工業大学 プレスリリース:
https://www.atpress.ne.jp/news/125208

記事をシェアする

轟吾郎
轟吾郎