有休は、夢物語ではない。第2回「ブラック企業エピソード募集」、大賞を発表

2019.01.21
リアリティと共に「ブラック」問題を知らしめる

株式会社日本リーガルネットワークは、2019年1月17日、同社ウェブサイトにて、第2回『ブラック企業エピソード募集』の大賞エピソードを発表した。

同社は、残業の証拠を自動で残せるスマホアプリ『残業証拠レコーダー』などを提供している企業。『ブラック企業エピソード募集』は、リアリティと共に「ブラック」な労働の問題を知らしめるべく、実施されている企画。

タイムカードの虚偽打刻、上司・同僚が過労で死亡

第2回となる『ブラック企業エピソード募集』では、「ブラック」な労働環境で苦しんでいる人の転職を後押しすべく、テーマを「辞めてよかった!ブラック企業からの転職エピソード」と設定。「ホワイト」な企業への転職に成功した人のエピソードが、募集された。

今回大賞に選定されたのは、東京都の30代女性が投稿したエピソード。この女性が在籍した「ブラック」な現場では、「毎月100時間以上のサービス残業」「上司の指示によるタイムカードの虚偽打刻」が横行し、上司・同僚が過労で死亡。しかし女性は、働いている当時は感覚が麻痺し、それを「当然」と思っていたという内容になっている。

なおこの女性は、転職先の「ホワイト」な企業において「病気で仕事を休める」「有休がとれる」ことが「夢物語ではない」と知り、驚いたという。

「ブラック企業問題」解決への貢献に努める

日本リーガルネットワークは、『残業証拠レコーダー(ザンレコ)』に加えて、退職代行サービス『スピード退職.com』やチャットボット『AI弁護士 六法あいこの残業代相談』も提供。「ブラック企業問題」についての取り組みを進めている。

同社は今後も、『ブラック企業エピソード募集』などの取り組みを通じて、「ブラック企業問題」解決への貢献に努めるとしている。

(画像は日本リーガルネットワークの公式ホームページより)

▼外部リンク

第2回「ブラック企業エピソード募集」 – 株式会社日本リーガルネットワーク
https://zanreko.com/episode/ranking2

第2回ブラック企業エピソード大賞を発表 – @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/174944

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石藤明人
石藤明人