大建工業、「休憩時間・終業時刻の改定」と「時間単位の有給休暇制度」を導入

2017.09.12
働き方改革の推進強化に向けて

2017年9月8日、大建工業株式会社は、就業規則を2017年10月11日に改定し、「休憩時間の延長とそれに伴う終業時刻の延長及びフレキシブル化」と「時間単位の有給休暇制度」、の2つを新たに導入すると発表した。

この目的は、業務効率の向上と有給休暇取得の促進で、政府が提唱する「働き方改革」の実現に向けた取り組みの一環として行う。

同社は、2016年4月からスタートした中期経営計画の基本方針に、「より働きがいのある職場環境を整える」「外国人、女性、熟練社員など多様な人財を活用し、企業活動の活性化を図る」を掲げ、その実現に向けて全社を挙げて取り組んでおり、働き方改革の早期実現に向け組織体制を強化している。

また、具体的な取り組みとして、「19:30以降と7:00以前のパソコン自動シャットダウン」の導入や「自己啓発奨励金3万円」の支給などを実施しており、この度も、これら取り組みの一環となる。

導入内容

「休憩時間の延長とそれに伴う終業時刻の延長及びフレキシブル化」では、休憩時間を45分間から1時間に15分延長し、それに伴い終業時刻も15分延長し17:45とする。

なお、17:30~17:45はフレキシブル退社時間として、終業時刻前の17:30以降は退社することを可能とし、17:30~17:45の間に退社した場合でも、17:45に退社したこととみなす。

また、「時間単位の有給休暇制度」では、1日単位、午前・午後の半日単位でしか行使できなかった有給休暇制度に、時間単位の有給休暇制度を新たに追加する。このため、現在保有の有給休暇のうち、最大5日分を1時間単位(最大40時間)で行使することが可能となる。

(画像は大建工業公式ホームページより)

▼外部リンク

大建工業 ニュースリリース
https://www.daiken.jp/news/detail/20170906161316.html

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高野勤一
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