育休から復帰予定の社員への「復職ママセミナー」開催報告

2017.04.01
安心して職場復帰できる環境整備

エン・ジャパンは、エン・ジャパンは、育休明けに復職を予定している女性社員を対象に「復職ママセミナー」を開催したことを2017年3月30日に発表した。

「復職ママセミナー」は、2月28日と3月23日の2回行われた。セミナーの目的は、(1)制度理解、(2)育児休業明けの働き方を考える、(3)復職同期ママのネットワーク構築、で全員で12名の女性社員が参加した。

「復職ママセミナー」は今年で5回目となる。60名以上の女性社員が受講した。3月1日現在で育休復帰社員45名、育休取得中社員24名で産休取得率・育児休業復帰率は100%である。

今回のセミナーでは、受講者から「仕事復帰の心構えを持つことができた」「経験者の話が聞けたので、前向きな気持ちになった」などのコメントがあった。

過去には問題も

エン・ジャパンでは、女性活躍推進のために産休や介護のための短時間勤務を認める制度である。短時間勤務制度を始めた頃、エン・ジャパンは以下の問題を抱えていた。「給与のダウンに伴うモチベーション低下」と「キャリアの断絶」。

【給与のダウンに伴うモチベーション低下】
過去のエン・ジャパンの給与体系はフルタイム勤務を前提に、一般の給与と定額残業給の2つがあり、合わせた額が支払われた。

産休後の復職の際、短時間勤務のために一般給与は全額支払われず、また、定額残業はなしとなり給与の大幅な減額となっていた。

【キャリアの断絶】
過去のエン・ジャパンの産休からの復職した社員が、フルタイム勤務できないことを理由に職種変更などを言い渡された。

上記2つの理由で、福場復帰を断念し退職した女性社員も少なくなかった。

新制度「I付きグレード制度」を施行

上記の問題を解決すべくエン・ジャパンは、2013年から新制度(I付きグレード制度)を施行した。

新制度は、産休後に復帰する際の職場を産休前と同じ職場にすることと、短時間勤務をする際の給与支給額を定額残業も含める形で支給するようにした。1日2時間までの時間短縮が可能で子供が小学校3年生になるまで。

また、エン・ジャパンは2017年4月からさらに制度を改善(スマートグロース制度)する。いままでのI付きグレード制度を変更し働く時間を自由に選択できるフレックスタイム制度を取り入れた。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

エン・ジャパン プレスリリース:
https://www.atpress.ne.jp/news/125543

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