今年の大卒者等の内定状況
2016.11.25
平成28年11月18日、文部科学省と厚生労働省は共同で、平成29年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(平成28年10月1日現在)を取りまとめ公表した。
大学等卒業予定者の就職内定状況とは、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から、112校を抽出して、就職内定状況を調査集計したもの。調査校の内訳は、国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校。調査対象人員は6,250人。毎年10月、12月、2月、4月の4回調査を行い発表されている。
今回の調査結果では、全体で内定状況69.6%と前年同期比4.9%と内定状況が良くなっていることがうかがわれる。大学(学部)は71.2%(前年同期比4.7ポイント増)、短期大学は41.6%(同8.4ポイント増)、大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では69.6%(同4.9ポイント増)、また専修学校(専門課程)を含めると68.0%(同5.0ポイント増)。
大学の就職内定率のうち国公立大学の就職内定率は、67.6%(同1.0ポイント減)、私立大学は、72.4%(同6.6ポイント増)と私立大学での就職内定率の向上が目立った。
男女別では、男子大学生の就職内定率は69.3%(前年同期比3.5ポイント増)、女子は73.6%(同6.4ポイント増)。また、国公立大学では、男子:66.5%、女子:68.9%、私立大学では、男子:70.2%、女子:75.1%となっている。
文系・理系別(大学のみ)では、文系の就職内定率は71.4%(前年同期比5.5ポイント増)、理系の就職内定率は70.7%(同1.5ポイント増)となっており、特に理系学生の売り手市場といわれた2016年就職環境であるが、文系学生の内定率が前年同期で5.5%向上し、理系学生の就職内定率を上回った。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
平成28年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)について プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000142766.html
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