多様化する現代の飲みニケーションとは?
2019.05.18
会社での「飲みニケーション」は必須のものでしたが、最近では推進する企業もあれば、少なくしていく方向の企業もあります。
たしかに「飲みニケーション」にはメリットもあればデメリットもあるので、一概に良いもの悪いものと決めつけることはできません。
この記事では、「飲みニケーション」の賛成派・反対派の意見やメリット・デメリットについて説明します。
飲みニケーションを推進しているある会社では、飲み会のサポートを行なっています。
忘年会や新年会といった特別な行事でなくても、社員同士が交流を行うための飲み会ならば、飲食代をサポートするという制度です。
大きな会社であれば補助にかかる費用は数千万円に及ぶこともあるでしょう。しかし、離職率が下がるなどの効果が出ているのも事実です。
お金を払ってまで会社の飲み会には行きたくないが、無料で飲み食いできるなら参加したいという人もいます。
そうやって多くの社員が参加することで、コミュニケーションが深まった結果、オフィスの雰囲気が良くなります。
オフィスの雰囲気が良くなって働きやすくなることや、タダで飲み食いできるということ自体が、社員の満足度を上げていると言えるのではないでしょうか。
反対に、飲みニケーションを減らしている会社もあります。
これは特に若手社員の負担を減らすためです。
部下と行く飲み会であれば、気を遣わず、むしろ部下に気を遣ってもらうので楽しく飲めるでしょうが、若手の社員はそういうわけにはいきません。
飲み会に行くたびに気を遣って、飲み食いをするどころか、帰宅しするころにはぐったり疲れているという状況です。
しかも、上司に誘われては断るわけにもいきません。
この状況を制御するために、飲み会を頻繁に行わない、22時までに帰宅するなどの決まりを会社として定めているところがあります。
極端な場合は、飲み会は一切なしという会社もあるようです。
賛否両論の飲みニケーションですが、メリットはあります。
・普段は話さない社員とコミュニケーションを取れる
・上司と普段はできない話ができる
・飲み会が好きな人にとってはストレス解消になる
・社員同士が仲を深めることができる
・上司との関係が良くなることがある
お酒の力を借りてリラックスし、普段は言えないことを告白することで、上司や同僚との仲を深めることができることが一番のメリット。
人脈が広がることで、普段の仕事がしやすくなったという意見もあります。
飲みニケーションのデメリットは以下のようなものがあります。
・金銭的な負担が大きい
・自分のための時間が削られる
・精神的な負担がかかる
・翌日に疲れが残り、仕事に支障がある
・説教をされて疲れる
飲みニケーションの費用を自分で負担しなければいけない場合、回数が増えれば増えれば負担は大きくなり、特に若手社員にとっては大きな痛手となります。
これは、会社が飲みニケーションの費用を負担することで解決できます。
飲みニケーションに参加することで、仕事の後の時間まで仕事のような状況になってしまいます。
翌日にも疲れが残り、メリットよりデメリットの方が大きいと感じる人もいます。
飲みニケーションのメリットやデメリット、会社による考え方の違いについて説明しました。
賛成派と反対派のどちらの意見も納得できるものです。
会社単位で飲みニケーションのルールを決めてしまうのではなく、個人の意見を尊重できるようなルールを作るのが、一番良いのではないでしょうか。
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