面接にさえ呼ばれない。ベルコリンズ研究所、自信を喪失した中高年の相談が急増
2017.09.25
ベルコリンズ研究所は、9月19日、中高年の面接に関するプレスリリースを発表した。
同研究所は、効率的な転職方法を学ぶセミナーなどを開催している。今回発表されたプレスリリースでは、求人に応募しても面接に呼ばれず自信を喪失した中高年の相談が、同研究所で急増している現状などについて触れている。
現在の日本において、企業が求める人材は、20歳代の第2新卒から40歳代前半までに集中している。管理職への転職や、非正規雇用から事務職の正社員を目指す40歳半ばから50歳代の就職率は、今なお厳しい状況が続いている。また人材紹介会社も、ハイスペックな求職者を除けば採用されやすい若い人材を求めており、中高年の取り組みには消極的であると、ベルコリンズ研究所は見る。
2007年10月の雇用対策法改定により、企業は募集時、年齢制限を記載しなくなった。そのため、中高年でも応募そのものは可能となっている。しかし企業側は、若い人を採用したい意向および膨大な応募数を捌く手間の削減のため、年齢条件を含めフィルターを設定。応募した中高年は、面接にさえ呼ばれないという状況が生まれていると、同研究所は考察している。
ベルコリンズ研究所では、「150件や200件応募したのに面接に呼ばれず、自分は社会に必要とされてないのでは」といった相談を中高年の求職者から寄せられるケースが、2016年中頃より前年比約3倍のペースで急増しているという。
同研究所は、主に40歳以上の人などを対象として、転職目標を個別に相談検証すると共に、様々な情報やノウハウ提供し転職達成を目指す電話相談を、定期的に実施。指導対象者の92%以上が、活動開始2ヶ月で希望の条件で転職したという。
また同研究所は、自分の「売り」を明確にして書類通過率を高めるセミナーや、最新の求人情報源と応募方法をお伝えするセミナーも実施している。
(画像はベルコリンズ研究所の公式ホームページより)
▼外部リンク
中高年の転職 – ベルコリンズ研究所
http://www.tyukounen.com/
100件以上応募しても面接に呼ばれず、 自信喪失の中高年の相談が急増 – @Press
https://www.atpress.ne.jp/news/136989
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