厚生労働省、11月は「過労死等防止啓発月間」

2017.09.20
過労死等防止対策推進シンポジウムや過重労働解消キャンペーンなどを実施

2017年9月14日、厚生労働省は、11月を「過労死等防止啓発月間」と定め、過労死等をなくすためにシンポジウムやキャンペーンなどの取組(以下、同取組)を行うと発表した。

同取組は、「過労死等防止対策推進法」に基づいて、過労死等を防止することの重要性について国民に自覚を促し、関心と理解を深めるため、毎年11月に実施しており、全国43会場で「過労死等防止対策推進シンポジウム」を行う。

また、「過重労働解消キャンペーン」として著しい過重労働や悪質な賃金不払い残業などの撲滅に向けた監督指導や無料の電話相談などを行う。

過労死等防止対策推進シンポジウム等の概要

過労死等を防止するための活動を行う民間団体と連携して、10月22日~12月9日の間、47都道府県で計48回、シンポジウムを開催する。誰でも無料で参加できるが、事前に専用ホームページから申し込む。

過重労働解消キャンペーン概要

使用者団体や労働組合に対し、厚生労働大臣名による協力要請を行い、都道府県労働局長が長時間労働削減に向けた積極的な取組を行っている「ベストプラクティス企業」を訪問したり、ホームページ等において取組事例を紹介する。

また、過労死等に関して労災請求が行われた事業場や、若者の「使い捨て」が疑われる企業などへ重点的な監督指導を行う。

さらに、10月28日(土)9:00~17:00の期間、無料の「過重労働解消相談ダイヤル」を実施し、労働条件全般にわたり、都道府県労働局の担当官が相談に対応する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177422.html

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高野勤一
高野勤一