手の疲労は肩や首のこりの原因に!ハンドケアで手の疲れを和らげよう

2024.01.20

毎日の生活において、私たちは手を使ってさまざまな作業をおこなっています。長時間にわたって手作業を続けたり、重い道具を持つときに無理な持ち方をしたりすると、手には知らず知らずのうちに疲れがたまっていきます。

手の疲れを防ぐためには、手が疲れる原因や手の疲労をためない方法を知っておくことが大切です。ハンドケアの方法を理解して、手の疲れを和らげてみましょう。

手の疲労をためないためには?

手の疲れをためないためには、こまめなハンドケアが効果的です。

手は、足などの他の身体の部位と比べると疲れを感じにくい傾向にあるものの、さまざまな作業で手を使いすぎると手に疲れを感じることがあります。

さらに、手に疲れがたまると肩こりや首がこる原因にもつながってしまいます。ハンドケアの方法については次の項目でくわしく説明します。

ハンドケアはどのようにしておこなう?

ハンドケアとは、手を健康に、そして美しく保つためにおこなうお手入れのことです。なお、ここでは手の健康を保つための方法を中心に説明します。

手の健康を保つために、手洗いと保湿、マッサージとストレッチの方法について理解しておきましょう。

手洗いと保湿を心がける

ハンドケアの基本は手洗いと保湿です。調理や清掃など水回りの作業をする場合は手が汚れたり、荒れやすくなったりするため手洗いと保湿を十分におこなう必要があります。

特に、冬場は手が乾燥しやすくなります。手の保湿をするためには、手を洗った後にハンドクリームを塗る習慣をつけましょう。また、ハンドクリームを塗る前に化粧水をつけておくと、ハンドクリームがなじみやすくなります。

そのほか、手洗いと保湿をまとめて簡単におこないたいなら、保湿成分が含まれたハンドソープで手洗いをすると効率的です。

マッサージやストレッチで手の疲れを取る

手の疲れを取るためには、日頃から手のマッサージやストレッチをすることがポイントです。

手や指のマッサージ
手のマッサージをする場合は、手のひらと手の甲をそれぞれ円を描くようにゆっくりともみほぐしていきます。

そして、指をマッサージする場合は、それぞれの指の付け根から指先にかけて軽くもみほぐした後に、指を軽く引っ張ったり戻したりする動作をおこないます。

マッサージをする場合は、手や指を強く押しすぎず、優しくもみほぐして心地よいと感じられることがポイントです。

手や指のストレッチ
手や指のストレッチをする場合は、椅子に座って姿勢を正した状態でおこないます。

ストレッチを始める前に、手や指をほぐすために10秒ほど手をブラブラとさせます。それから手のストレッチを始めます。始めに、腕をまっすぐに伸ばして手のひらを前に向けます。そのときに片方の手で手のひらを押しながら、手前に向けて10秒ほど軽く倒します。

次に、前に向けていた手のひらを下に向けて倒し、手のひらが自分の方に向くように手首を曲げます。その後、片方の手で手の甲を10秒ほど軽く押します。

指のストレッチの前準備として、手のひらを上に向けた状態にしておきます。反対側の手で1本の指先を持ち下に向けて10秒ほど軽く曲げます。すべての指でこれをおこなったら、最後に親指以外の4本の指を下に向けて曲げた状態にして10秒ほど保ちます。

手や指のストレッチのポイントは手のひらや手の甲を押したりするとき、指を曲げたりするときに無理な力をかけないことです。無理な力をかけてしまうと手や指を痛めてしまうため、手や指に適度な負荷がかかる程度にしておきましょう。

まとめ

私たちは手を使ってさまざまな作業をおこなっています。手作業が毎日できるようにするためにも、手の疲れはできるだけためないように心がける必要があります。

手の疲れをためないようにするには、日頃からのハンドケアが大切です。手洗いや保湿をこまめにおこなうことで、手を乾燥から防ぐことができ、手を痛みから守れます。

また、手や指のマッサージをすると十分にほぐれて疲れが取れやすくなります。そして、手や指のストレッチをすると、筋肉が適度に伸びることにより血流が改善され、疲れの成分がたまりにくくなります。

毎日かかさず使っている手や指をいたわるためにも、日頃からハンドケアをおこなって良好な状態を保ちましょう。

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海野空
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