目標の必達をめざすなら「アクションプラン」を実行しよう!

2024.01.08

ビジネスにおいては結果を出すことが求められます。結果を出すためには、やみくもに行動するのではなく、事前に結果を出すための計画を立て、その計画に基づいて行動していくことが大切です。

結果を出すために必要な計画は「アクションプラン」となります。この記事では、アクションプランとは具体的に何を指すのか、アクションプランはどのように実行に移せば良いのか、という点について説明します。

アクションプランとは?

アクションプランとは、簡単に説明すると「行動計画」のことです。

特に、ビジネスでは売上や利益の増加を目指すために、大きな目標が設定されることがあります。多くの場合、その目標を達成するためには計画を立てたうえで、その計画に基づいて行動しなければなりません。

アクションプランによって立てられた計画に基づいて行動を起こすことにより、目標を達成しやすくなります。

目標を決めて、アクションプランを実行する

アクションプランを実行する場合、あらかじめ目標を決めておきます。

目標を立てる場合、始めに大きな目標を立てて、次に中期と短期の目標を決めます。そして、目標には数字を入れることがポイントです。

大きな目標を立てたうえで、中期と短期の目標を決める

目標を立てる場合、始めに大きな目標を立てます。

しかし、大きな目標はあまりにもスケールが大きいと感じてしまうため、目標の達成が難しいと感じてしまいます。

そこで、大きな目標のほかに中期的な目標や短期間の目標も立てます。中期と短期の目標も決めておけば、大きな目標と比べると達成しやすいと感じるため、業務に対するモチベーションを保ちやすくなります。

目標には数字を入れる

目標を決める際のポイントは、数字を含めることです。

一例としては「年間の売上目標3000万円」「入社3年以内の離職率15%以下」「来年度の新規採用50人」などがあげられます。

なお、これらの目標は大きな目標となります。目標数値を達成するためには中期や短期の目標にも数字を含めると効果的です。

アクションプランを実行するためのポイント

目標を決めたらアクションプランを実行します。その際のポイントとしては、下記があげられます。

・どんな作業が必要かをピックアップする
・作業の期限を決める
・進捗状況をチェックし、状況に応じて目標を変更する

どんな作業が必要かをピックアップする

アクションプランを実行に移すためには、どんな作業が必要かをピックアップします。

大きな目標を単体でみると、その目標を達成することが難しく感じられます。そこで、中期的な目標と短期的な目標の実現に向けた作業を決めます。

中でも、短期的な目標を実現するための作業はより具体的になる傾向にあります。作業を一つ一つ処理していくことによって、目標の達成に近づきやすくなります。

作業の期限を決める

作業をピックアップしたら、それぞれの作業をいつまでにおこなうかを決めます。

作業は短期的な目標を達成するための作業、中期的な目標を達成するための作業、最終的に目標を達成するための作業に分けられます。作業の期限を決める場合は、ある程度の余裕を持たせるようにしましょう。

短期的な目標に関する作業が予定より早めに終わって目標を達成すれば、中期的な目標に関する作業は前倒しで取りかかれます。それにより、余裕を持って最終的な目標に取りかかれるため、目標を達成しやすい状態になります。

進捗状況をチェックし、状況に応じて目標を変更する

作業のピックアップが終了し、アクションプランが実行されたら、予定通りに実施されているかどうか進捗状況をその都度チェックします。

アクションプランは予定通りに進むことが原則ではありますが、場合によっては目標と現実の状況にギャップが生じ、目標の達成が難しくなる場合もあります。そのようなときは目標の必達にこだわらず、目標を変更しても差しつかえありません。

高い目標に挑戦しようとすると、無理がたたって目標の達成が困難になることもありますが、目標値が手に届きそうな範囲なら十分な力を出しながら意欲的に作業をおこなえます。

アクションプランの実例

アクションプランについてよりくわしく理解するために、実例を紹介します。

たとえば、ある営業部署において年間の売上目標を3000万円に決めたとしましょう。

それを実現するための中期的な目標として、下記の内容を掲げるとします。
・半期における商品販売額の目標は前年比10%増

また、短期的な目標としては下記の内容とします。
・1か月の新規顧客の獲得数:営業担当者1人当たり5人

中期的な目標を達成するための具体的な作業としては下記があげられます。
・付加価値の高い高価格帯の商品を重点的に販売する
・顧客の要望を聞き、売れると見込まれる商品をそろえる

短期的な目標を達成するための具体的な作業は下記の通りとなります。
・営業担当者の1か月の訪問件数は最低40件とする
・成約率を高めるために、顧客に対して売り込みではなく「提案」を重視する
・自社の商品について学ぶ研修会を実施する

目標に対する具体的な作業の内容は明確にしておくことがポイントです。

まとめ

アクションプランとは「行動計画」を意味します。アクションプランは、立てた目標を必ず達成させたい場合に効果的で、特にビジネスシーンにおいて用いられるケースが多いです。

アクションプランを実行に移す前に、大きな目標を決めます。それを実現させるために、中期・短期の目標も合わせて決めておきます。目標の達成について中期・短期と時間を区切っておくと少しずつ目標を達成していく形となるため、作業に取り組みやすくなります。

また、アクションプランを実行に移すためには、必要な作業をピックアップし、作業の期限を決めておきます。そして、実際に作業を進めて目標の達成を目指します。

また、アクションプランの実行中は、その都度進捗状況を確認しましょう。なお、目標と実際の状況が大きくかけ離れている場合は、目標を変更しても差しつかえありません。

アクションプランに基づいて計画を立て、計画に基づいて作業を進めてビジネスで高い成果を目指しましょう。

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